ヒゲの秘密
今回は男性が特に馴染みのある「ヒゲ」の秘密をお伝え致します。
毎日当たり前のようにヒゲを剃ったりしますが、意外と知らない突っ込んだお話。
ヒゲには主に「クチヒゲ」「ホホヒゲ」「アゴヒゲ」とあります。
一口にヒゲと言っても生える場所によって名称が変わります。
ヒゲはケラチンというたんぱく質で出来ていて、神経はありません。
ヒゲを剃っていて痛く感じるのは毛根周辺にある神経によるものです。
ではみなさん、ヒゲって何本くらい生えていると思いますか?
目に見えづらい「産毛」を入れるとおよそ1㎝×1㎝に120本、
全体で2万本~3万本生えていると言われています。
これは女性も同じです。女性はほとんど「産毛」ですが、男性と同じくらいヒゲが生えていると言われています。
化粧ノリが悪かったり、顔が暗く見えるのはこんなにも「ヒゲ」が生えているからなんですね。
ヒゲはホルモンバランスによって前後しますが、1日およそ0.2~0.4㎜伸びると言われています。
更に1日の中だと朝方の6時~10時に一番伸びると言われています。
逆に昼間は一番伸びが悪くなり、夕方頃からまた少し伸びるようになり、夜にはまた徐々に伸びが悪くなります。
また季節では秋に一番伸びが良くなります。9月をピークに下がりはじめ、2月が最も伸びず、春から伸びるようになります。この原因はまだわかっていないようです。
さて男性も女性もよく耳にしますが「ヒゲを剃ると濃くなる」。
実はこれ大きな誤解で医学的な根拠はないと言われています。まず第一に剃りはじめた年齢による誤解です。体毛は生えはじめは柔らかい産毛ですが成長していくに連れて濃いしっかりとした毛になっていきます。産毛の頃からカミソリで剃っていて、カミソリが原因ではという誤解を感じます。また毛は穂先のように細いですが、剃ると毛の断面が出て見える表面積が大きくなります。これらのことから「ヒゲを剃ると濃くなる」という誤解が生まれたようです。
ヒゲも突っ込んで調べると面白いですね。