デキる男はこだわる~スーツの生地の種類~



スーツの見栄えは生地で変わる

皆さんはスーツを選ぶときに何に気を付けますか?

もちろん前回お伝えした色は大前提でしょう。

 

アナタができる男に見られたいなら・・・

「生地」

にも目をやりましょう。

 

生地によって見え方や機能も異なります。

よく「ウール100%が高級だ」と言われていますが、

こだわりのお客様の話を聞いていると一概にそうとは限りません。

 

そのお客様は季節によって生地を変えるそうです。

もう一つは比較的カジュアルに近い場面での素材にもこだわっているとのこと。

 

それぞれどの生地が良いのかはこの後お伝えしますが、

デキる男ほど単純な選び方ではなく、

それぞれの生地の特徴を生かした選び方や理由を話せると

かなりスマート。

デキる男ほどスーツには生地にもこだわります。

 

 

スーツの生地には主に2つの種類

まずスーツの生地には「化学繊維」と「天然繊維」の2種類があります。

基本的には「化学繊維」の方が量産型なので比較的安価で

「天然繊維」のほうがコストはかかるが、見た目や肌触りは

やはり上です。

 

個人的には身嗜みをよく見せ、また仕事の効率も上げたいなら

「天然繊維」にこだわりましょう。

 

しかし天然素材はシワがついたり、傷つきやすいものもあるので、

扱いやケアはやはりしっかり目に扱うことも大切です。

 

天然繊維の生地

1・ウール

やはりスーツの生地として代表的なものはこの「ウール」です。

ウールとは羊の毛でできています。

非常に万能な素材で、伸縮性、弾力性、耐久性、吸湿性に長けています。

さらに特有の性質から、自然な温かみもあり基本的には冬用のスーツには欠かせません。

ウール100%は高級素材としてよく言われています。

デメリットとして虫がつきやすいことや、縮みやすいことがあげられます。

 

 

2・カシミア

こちらも羊の毛ですが種類が異なり、主に諸外国の中国やイランなどに生息するカシミア山羊の毛を使用した素材です。

スーツ以外の衣類でも高級なものによく使用されています。

繊維がきめ細かいので、上品な光沢があり、肌触りもやわらかですので品のある素材です。

薄くても暖かいのでとても冬用のスーツに優れています。

デメリットとしてデリケートなので傷つきやすく、毛玉も発生しやすいです。

ケアがとても必要な生地です。

また値段も高価な生地です。

 

3・コットン

スーツ以外でもよく使用されています。子供用の服でこだわっている方も多いのではないでしょうか?

天然素材の中では丈夫で熱に強く、吸水性も長けています。

コットンの生地はややカジュアルな印象を出すことができるので、

比較的ラフなビジネスシーンに使用するとオシャレな雰囲気を出すことができます。

デメリットとしてシワになりやすく、水洗いすると縮んだり、色落ちすることがあります。

 

 

化学繊維の生地

1・ポリエステル

石油を原料とする広く使われている生地です。比較的安価で手に入れることができます。

非常に丈夫な生地で、弾力性に長けていて、乾きやすく、軽量でシワになりにくいです。

実はウール100%よりも微妙に色合いが異なり、シャープな印象になるので、

あえてポリエステル生地を好む人もいます。

デメリットは吸水性が低く、静電気が起きやすいです。

 

2・ナイロン

丈夫な生地で、伸縮性に長けていて、軽い生地です。

丈夫な生地で、摩擦や折り曲げに強く、シワになりにくいストレッチ性のある生地です。

渇きも実は他の生地よりも早く乾きます。

デメリットとして熱に弱く、吸水性が低く、静電気もおきやすいです。

 

3・レーヨン

絹の質感を目指して作られた繊維で、似たような光沢が出ます。

肌触りもよく、吸水性も長けています。

デメリットとして、水に弱く、濡れると強度が低下して

縮みやすく、シワになりやすい弱点があります。

 

 

このようにこれらの生地のそれぞれの特徴、また生地の組み合わせにより

様々な差が出てきます。

今号の割合もメーカーによっても異なるので、購入時に一度羽織ってみたり、

用途やシーンに合わせて生地を選択するといいです。

 

特にスーツをオーダーで作る人は生地の性質まで理解しておくといいでしょう。

 




このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です