身嗜みの3原則
前回の記事で身嗜みの大切さをお話しました。
今回は身嗜みを整えるには何を気をつければいいのか?というお話をします。
結論からお話しますと、身嗜みとは「清潔感」「機能性」「TPO」です。
この身嗜み3原則を意識すると良いでしょう。
「清潔感」
身だしなみで最も大切なのがこの「清潔感」です。
どんなに高級なスーツや珍しい靴でコーディネートをしていても、シワがあったり、フケや汚れがついていたりしたら、相手は不快に思います。
清潔感というのは、人にとって「カッコいい」や「オシャレ」という思いをいだく前に、生理的に「不快」という、最も最悪の印象をいだきます。
そしてこの「清潔感」というのは、特に「マナー」を意識しているかという判断基準となりやすいモノで、仕事や相手に会うためのマナーを心得ているか?
相手に対して信頼関係を大きく左右する項目です。
「機能性」
あくまで社会人であれば、スーツで仕事をするのです。この仕事に支障をきたす身嗜みというのは根本的にあやまちでもあります。
例えばよく外出や移動の多い営業担当の人であれば、歩きやすい靴や通気性が良い機能的なスーツを選んだりします。
食品を扱う人であれば髪をまとめたり、短くカットしたりすること。
工場で働く方などは少しでも伸縮性の良いものや汚れに強い素材のモノを選ぶことも大切です。
カッコよかったり、自分好みのモノであっても、仕事に支障をきたす身嗜みでは周りに迷惑をかけたり、成果を伸ばすことも難しいことと思います。
「TPO」
そしてこのTPOということも大切です。
その団体にいる上で、様々なシーンが訪れます。
例えば社外の重要な方が見学に来社される。
営業職の方のシーンにおいても、初めてお会いする方と深いお付き合いの方に会う時。
夜に敷居の高い料亭などで会食をする時。
その場その時、そして相手の方に合わせた身嗜みをしなくては、外れた印象を受けてしまいます。
TPOに合わせた身嗜みというのも、意識すべき重要な身嗜みの気をつけることなのです。
身嗜みとオシャレは違う
こうお話をしますと、「身嗜み」とは「オシャレ」とは違うということがわかるかと思います。
「オシャレ」とはあくまで自分が中心であり、「身嗜み」とは相手のために行うことなのです。
正しい身嗜みの知識と経験を重ねて、アナタが本当にいたいその場に相応しい身嗜みを纏うことが、認められること、尊敬されること、そして人生で成功させることに繋がると願って。