前ページでスーツのVゾーンの重要性をお伝えしました。
デキるスーツ選びの条件として、「スーツ」「シャツ」「タイ」からなる組み合わせ、
つまり「Vゾーン」の大切さ。
デキるスーツはVゾーンで決まると言っても過言ではないくらい、
Vゾーンはスーツ選びのシーンでは大切なモノです。
「スーツ」「シャツ」「タイ」の組み合わせ。
つまりそれぞれにおける
「色」
「素材」
「柄」
です。
これらを組み合わせできるスーツスタイルがアナタの印象を大きく左右するのです。
ここではまず「色」「素材」「柄」の前に、
Vゾーンにおける着こなし術を抑えましょう。
いくらいい組み合わせをしても、着こなしができていなくてはもったいない。
デザイン・組み合わせを考える前に着こなし術をまずは抑えておきましょう。
デキるスーツ選びのVゾーンの着こなしポイント
・タイは浮かせて立体感のあるように
・ラベルとタイの幅はそろえる
・タイのくぼみを作り、Vゾーンを立体的に見せる
・フォーマルや正統派ならチーフも使う
・小剣ずらしの技
・シャツの首幅はしっかり合わせる
・タイは浮かせて立体感のあるように
スーツスタイルではタイを浮かせて着こなすことが重要。
タイをシャツにべったりと貼り付けて着こなすと貧相な印象に見えてしまう。
タイを立体的に着こなすことでディンプルが強調され、華やかさが増す。
そうすることでVゾーンに立体感が見えるのだ。
もちろん浮かせすぎも禁物。
胸に対してやや湾曲になるように結んでみよう。
・ラベルとタイの幅はそろえる
ラベルとはスーツの衿の返っているところ。
よく社章などを付けたりする部分だ。
このラベル幅とタイの横幅は同じ長さにすると非常に良く見え、
逆にどちらかの方が太かったり、細かったりすると
ちぐはぐな印象となり、だらしなく見えてしまう。
タイを選ぶときに、スーツのラベルに合わせて見て、
同じ太さなのかを確認しよう。
・タイのくぼみを作り、Vゾーンを立体的に見せる
タイを結んだ時に、結び口のすぐ下、表にできるくぼみをディンプルという。
ここを膨らませて結ぶことでVゾーンに立体感を与えるメリットがある。
ディンプルがあるのとないのでは、タイの表情、そしてスーツの印象に大きな差が出る。
ディンプルはふっくらと張りを持たせるのがベストだ。
フォーマルや正統派ならチーフも使う
「スーツ」「シャツ」「タイ」の発想からはややずれるが、Vゾーンの印象を加勢するスパイスとなるのが「チーフ」だ。
このチーフはフォーマルシーンや正統派には欠かせない。
これがあるだけでVゾーンやスーツにスパイスを与え、よりよい印象を与えることができる。
通常のビジネススーツでは、なかなかなじみのないチーフだが、
チーフ使いになれると、よりよいVゾーン、スーツ選びを助長することができるので試してみては。
・小剣ずらしの技
小剣とはタイの結び側の細くなっている方である。
ビシッと結んだタイももちろんスマートだが、この小剣をわざとずらせばオシャレに魅せることができる。
いわば個性だ。
小剣を少しだけ横にずらして結び上げる事で、こなれた印象を与えることができる。
もちろん、ずらし過ぎは非常にだらしなく見えるのでほどほどに。
ずれをキープする方法として、タイバーを使用するとよい。
シャツの首幅はしっかり合わせる
あとはもちろんだが、シャツの首幅をしっかり合わせよう。
せっかくよいVゾーンを作ろうとしても、首に合っていなければ
全く違う印象となる。
しめすぎももちろん仕事の効率が落ちたり、なにより苦しかったりするが、
スタイリッシュな印象とするためにも、自分の首幅に合った、シャツをチョイスしよう。
ざっとVゾーンにおける、スーツの着こなしで重要なポイントは以上の通りだ。
着こなしの練習などはすぐにでもできると思うので試してみるといいです。