靴の底付け製法の違い~どの靴なら長く履けるの?~

靴には様々な製法が存在します。

その製造方法によって履き心地や、寿命等にも影響が出てきます。

ここでは靴の寿命について

靴はお手入れ等を定期的に行っていても、やはり革やアウトソール自体の経年劣化は避けられません。

例えば、靴底がすり減っていたり、穴が空いていたり、縫い目がほつれたりします。

そんなときはその部位を交換するしかありません。

しかし靴には交換できる靴とできない靴があります。

もちろんですが交換できればまた履けるようになります。

交換できる靴とは?

靴はアウトソールとアッパーはそれぞれをつなぎ合わせて作られます。

つまりアウトソールとアッパーが一枚の革で作られている靴はありません。

そして経年劣化により交換すべき個所というのはこのアウトソールなのです。

ですので、このアウトソールが交換できるかできないかが重要ということです。

アウトソールが交換できるかできないかは靴の製造方法によって変わってくるのです。

主に靴の製造方法は4種類あります。

これは靴を選ぶ上で知っておくといいかもしれません。

・グッドイヤーウェルテッド製法

・マッケイ製法

・ステッチダウン製法

・セメンテッド製法

・グッドイヤーウェルテッド製法

長く履きたい方はこの製法が一番オススメです。

また現代の靴の製法で多いのはこの製法が一番多いです。

特徴としては、アッパーとアウトソールを直に縫い合わせてはいません。

ウェルトと言われる革を介してアッパーとアウトソールを縫い合わせます。

インソールについているリブとアッパー、そしてウェルトを縫い合わせます。

そしてその後にウェルトとアウトソールを縫い合わせます。

その為にアウトソールの交換が複数回可能です。

グッドイヤーウェルテッド製法のメリット

・「耐久性・耐水性」

製法の構造上、グッドイヤーウェルテッド製法は非常に耐久性に優れています。複雑に縫合されているので非常に頑丈です。

また靴の内部から外側にかけての隙間がないために耐水性にも優れています。

・時間がたつごとに足にフィットする

実はグッドイヤーウェルテッド製法のインソールの中にはコルクがたっぷりと敷き詰められています。その為に歩けば歩くほどこのコルクが沈み、持ち主の足の形に変形します。

これは既製靴でも自分だけの靴として足の形にオーダーされていくのです。

・グッドイヤーウェルテッド製法とわかりやすい

縫い付ける構造上コバがでている作りになっている。

基本的にこのグッドイヤーウェルテッド製法は手間がかかるために他のモノより値段も高い。

このコバが出ていることから一目で高級靴とわかりやすい。

印象を上げるにはもってこいの靴です。

迷ったら

グッドイヤーウェルテッド製法

の靴を狙っていきましょう。

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