カニを最後まで堪能する方法~蟹の身、蟹味噌、そして最後は・・・~

2023年・・・私は1月1日から仕事でした。

職業柄、毎年12月31日まで仕事。

年越し前に髪の毛を奇麗にして、良い気分で新年を迎える。

そんなお客様が多いのです。

そのため大体12月の下旬は休みなしで働く、そんな生活には慣れていました。

今回の年末年始はそれに加えて、青山店の隣の店舗。

ホテルニューオータニにも店舗があります。

このニューオータニの店舗は毎年年始からお店を開けます。

従業員の中で、北海道や九州出身のいわゆる飛行機を利用して帰省する従業員の中には、

お正月も自らこのニューオータニの店舗で働いて、そして飛行機代が安くなる1月中旬以降に帰省する。

そんな従業員がいるので毎年ニューオータニの店舗はお正月でも従業員が確保できるのですが、

コロナの影響やいろいろな要因から今年は一人だけということになり、私も働く次第となりました。

となると、年末年始に休みなしの仕事。

具体的には12月19日が2022年の最後の休み。

そして1月9日が最初の休みでしたので、怒涛の20連勤でした。

家族も帰省する予定でしたので、自分自身にもご褒美が欲しいなあっと思っていた次第。

私がご褒美に選んだのは・・・

そう、大好きなカニを大量注文。

お正月に一人でひたすらカニを食べるために、

自分自身へのご褒美のために、カニを大量にネットで購入しました。

その大量のカニとともに大晦日、新年を迎えました。

さて・・・この大量のカニ・・・

心の底から堪能できました。

まずは足から行きます。

バキッと折ると、プリプリの身が出てきます。

しゃぶりつくと、カニ汁が口の中に広がり、

疲労困憊の体にしみわたります。

購入していたお酒もたしなみながら、ひたすらカニの殻をむき、身を頬張ります。

そして圧巻はカニ味噌。

これがブログを書いている今でも思い出すとよだれが出てきます。

濃厚でした。

お酒にベストマッチングします。

味噌の周りのカニ肉、足の付け根のカニ肉は足よりも身が締まっていて、

最高に堪能できます。

結局大晦日、

元旦

1月2日、3日の四日間で合計10匹のカニを堪能。

一人で過ごしたお正月でしたが、

ほかにもスーパーでお正月らしい料理を仕入れて、

ささやかな自分へのご褒美を堪能してまいりました。

さて・・・皆さんなら、これどうしますか?

そうです。

10匹も食べると、この大量の殻も一緒に出てきます。

この大量の殻をこうするのです。

隅々まで食べつくしたつもりでしたが、やはり殻を煮込むと

入れた水が段々と濁ってきます。

そしていい香りが立ち上ります。

そして計4日間・・・

食べたら殻を煮て、また殻が増えたらそれを煮る。

永遠とに続けた結果・・・

とまあかなり濃厚なスープが完成。

香りを嗅ぐともちろん「カニ」。

殻に付着した身や付着したカニ味噌が出汁に乗ります。

色もかなり良い色に。

私はラーメンが大好きなので、麺だけ購入しそれをスープにイン。

カニの出汁のスープには、お味噌や調味料一切なしの

濃厚でシンプルなカニのスープが。

このスープに麺が絡まり、トッピングも奏出て・・・

お手製カニラーメン。

カニのお出汁のよき風味が嗅覚を刺激、

そして、このカニの旨味が凝縮された味を味覚がガチッととらえ。

全身にカニが横歩きで歩き渡るさま・・・

圧巻の食べ応えでした。

もう来年のお正月までカニに出会わなくてもいい。

五感にカニの素晴らしさが染みついた。

素晴らしきお正月でした。


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