身嗜みで大切な3つのこと

身嗜みの3原則

前回の記事で身嗜みの大切さをお話しました。

今回は身嗜みを整えるには何を気をつければいいのか?というお話をします。

結論からお話しますと、身嗜みとは「清潔感」「機能性」「TPO」です。

この身嗜み3原則を意識すると良いでしょう。


「清潔感」

身だしなみで最も大切なのがこの「清潔感」です。

どんなに高級なスーツや珍しい靴でコーディネートをしていても、シワがあったり、フケや汚れがついていたりしたら、相手は不快に思います。

清潔感というのは、人にとって「カッコいい」や「オシャレ」という思いをいだく前に、生理的に「不快」という、最も最悪の印象をいだきます。

そしてこの「清潔感」というのは、特に「マナー」を意識しているかという判断基準となりやすいモノで、仕事や相手に会うためのマナーを心得ているか?

相手に対して信頼関係を大きく左右する項目です。


「機能性」

あくまで社会人であれば、スーツで仕事をするのです。この仕事に支障をきたす身嗜みというのは根本的にあやまちでもあります。

例えばよく外出や移動の多い営業担当の人であれば、歩きやすい靴や通気性が良い機能的なスーツを選んだりします。

食品を扱う人であれば髪をまとめたり、短くカットしたりすること。

工場で働く方などは少しでも伸縮性の良いものや汚れに強い素材のモノを選ぶことも大切です。

カッコよかったり、自分好みのモノであっても、仕事に支障をきたす身嗜みでは周りに迷惑をかけたり、成果を伸ばすことも難しいことと思います。


「TPO」

そしてこのTPOということも大切です。

その団体にいる上で、様々なシーンが訪れます。

例えば社外の重要な方が見学に来社される。

営業職の方のシーンにおいても、初めてお会いする方と深いお付き合いの方に会う時。

夜に敷居の高い料亭などで会食をする時。

その場その時、そして相手の方に合わせた身嗜みをしなくては、外れた印象を受けてしまいます。

TPOに合わせた身嗜みというのも、意識すべき重要な身嗜みの気をつけることなのです。


身嗜みとオシャレは違う

こうお話をしますと、「身嗜み」とは「オシャレ」とは違うということがわかるかと思います。

「オシャレ」とはあくまで自分が中心であり、「身嗜み」とは相手のために行うことなのです。

正しい身嗜みの知識と経験を重ねて、アナタが本当にいたいその場に相応しい身嗜みを纏うことが、認められること、尊敬されること、そして人生で成功させることに繋がると願って。

Brooks Brothers〜世界最古の紳士服〜

皆さんはスーツのブランドは何をお召になられていますか?

先日青山にある「Brooks Brothers」へ行ってきました。
「Brooks Brothers」とはアメリカの紳士服のブランドで、世界一最古の紳士服ブランドと言われています。

1818年にブルックス家によってニューヨークで創業されました。
ラルフ・ローレンやJ.プレスなどと並んで、アメリカン・クラシック・スタイル(アメリカン・トラディショナル・スタイル)の代表ブランドと位置づけられており、アメリカでは最も歴史のある衣料品店として2018年には創業200周年を迎えました。

エイブラハム・リンカーン、ジョン・F・ケネディ、バラク・オバマなど古くから現在に至るまで多くの歴代アメリカ大統領に愛され、リンカーンが暗殺されたときに着ていたのも、ブルックス・ブラザーズで誂えたコートだったそうです。

レップ・ストライプ・タイ(逆向きのレジメンタルタイ)、ポロカラー・シャツ(ボタンダウンシャツ)、ナンバー・ワン・サック・スーツ(I型スーツ)をはじめて世に出したことでも有名なブランドです。

Brooks Brothersの店舗の奥にはオーダースーツをお受けする場所があります。
Brooks Brothersでは『セレクトスーツ』とうたっているようです。
お客様の寸法をはかって、お客様の体系に合わせたスーツを仕立ててくれます。
きっとあなたを更にカッコよく見せてくれることでしょう。

私が普段着る勝負スーツは、小・中学生の頃の友人にオーダーしてもらったスーツです。
やはりスーツは良いものを着ると自信がでます。

つまりビジネスシーンを更に成功に導いてくれるのです。
もっとたくさんのカッコイイスーツに出会いたい。

サインポールの歴史

皆さんは『サインポール』ってご存知ですか?

皆さんのお家の周り、職場の周りには「床屋」と言われる理容室はございますか?

そうです!!

赤&青&白がクルクルまわっているモノです。

それをサインポールと言います。

皆さんはこのサインポールを見ると、ぱっと「ここ床屋さんだ」と感じられると思います。

成功者のスーツ選び~シーン別Vゾーンの使い分け~

デキるスーツとはVゾーンがポイントであるとお伝えしました。

 

デキるスーツ選びの条件として、「スーツ」「シャツ」「タイ」からなる組み合わせ、

つまり「Vゾーン」の大切さ。

デキるスーツはVゾーンで決まると言っても過言ではないくらい、

Vゾーンはスーツ選びのシーンでは大切なモノ

デキるスーツとはVゾーンがポイントであるとお伝えしました。

デキるスーツ選びの条件として、「スーツ」「シャツ」「タイ」からなる組み合わせ、

つまり「Vゾーン」の大切さ。

 

デキるスーツはVゾーンで決まると言っても過言ではないくらい、

Vゾーンはスーツ選びのシーンでは大切なモノです。

 



そのVゾーンもシーン別に作ったり、飾ったりすると更にデキるオトコへ。

スーツは様々なシーンがあります。

ビジネスシーンから、カジュアルなシーン、あるいはパーティーシーンなど

 

Vゾーンの作り方はそれぞれ異なります。

考え方として「このシーンはどんな雰囲気を出せばいいのか?」これがVゾーンを作る時に気にすべき点。

・清潔感

・印象

・ラフさ

・華やかさ

など

 

これを考えてVゾーンのチョイスをしてみよう。

いくつか例を挙げる

 

1・営業職

営業職で求められるのは一番はやはり「清潔感」。

好印象で清潔感がなくては、営業で成功するはずもない。

相手がまず信頼してくれないのだ。

 

その為のチョイスだが、

まずネイビースーツ+白シャツ、そしてネイビー同系色の青味のタイだ。

実は海外のフォーマルスーツのカラーはブラックではない。

海外ではブラックスーツは冠婚葬祭、パーティーなどでしかチョイスしない。

「スーツ=ネイビー」なのだ。

デキる男ならネイビー=男の色として考えておいて間違いない。

 

しかもネイビースーツは、男らしさや頼りがい、信頼なども演出し、

さらにそこに白シャツ、同系色の青味のタイで、清潔感も演出できる。

 

Vゾーンを自然に、かつ清潔感を出す組み合わせはこれが一番ベターで強い。

しかもネイビースーツは似合わない人はまずいないので、

まだVゾーンの組み合わせやスーツ選びで慣れていない人でも簡単にできる。

 

2・プレゼンテ―ション

ここで一番大切なのは印象力。

大体はプレゼン後に一度会社へ持ち帰り検討、部署に持ち帰り検討などのケースが多い。

さらにプレゼンが自分一人ではなく別の会社や部署も前後で発表。

あるいはこのようなプレゼンを聞く側は慣れている人などは、真剣に聞いていないケースもある。

 

すると相手の印象に残る身嗜み

相手から注目される身嗜み

 

が重要になって来る。

相手に注目してもらう、心に残るなどが自分や会社、部署の考え・意見・案を通すうえで大切だ。

 

 

このシーンではアクセントになるタイの柄やカラーなどをベースに考えるとよい。

相手に与える印象というのは間違いなくVゾーンにある。

派手すぎや洒落過ぎはこの場ではいけない。

しかし華やかさや個性を出すには、例えばスーツを控えめにして、タイをビビッドなものにしてはどうだろう。

スーツが一気に華やいで印象に強く残る。

しかも、Vゾーンに注目がグッといく分、

あいては自然と顔に目線がいき、相手をプレゼンに集中させることができる

 

タイをビビッドなものにして、シャツは白シャツ、スーツは控えめだけどグレースーツ

全体コーデは上品さを演出しつつ、Vゾーンでガチッと印象つけたスーツ選び、Vゾーン。

この辺がベターだ。

 

 

 



 

 

3・オフィスワーク

オフィスまで作りすぎては逆に周りからはマイナス。

特に近年オフィスのカジュアル化も進み、ジャケパンスタイル、ノーネクタイが良く見られるようになってきた。

社外への仕事、営業、会食時などをのぞいて、オフィスワークでは大手ほど増えてきているのだそう。

オフィスとしても余計な緊張感もなくなりリラックスした気持ちで仕事に臨めるだろう。

 

ここではVゾーンを思い切ってノータイで行こう。

ノータイなど、フォーマルを崩せば崩すほど着こなしのセンスは要求される。

ベターなのはベージュスーツで明るめのシャツをチョイスし、あえてカジュアルにはじめから寄せてしまうということ。

このほうが自分も周りの人も柔らかな印象で、仕事もラフな感じでできる。

 

社内の風潮や、立場にもよるかもしれないが、カジュアルとフォーマルを使い分けるのも成功者の身嗜みだろう。

 

4・パーティーシーン

ここではやはり華やかさがポイントとなる。

いわゆるパーティーシーンはそのシーンがどれくらいのモノかも理解する必要もある。

ドレスコードと言っても、フォーマルもあれば、カジュアルもある。

つまりこのような場ではあなたのTPOの理解度も試されると言っても過言ではない。

特に結婚式などのフォーマルシーンでは決まり事もあり、むやみに個性やアレンジは出来ないが、

ただ単純すぎてもパーティーシーンではつまらない男で終わる。

 

カジュアルに近いシーンではどんな組み合わせでも、さらにはある程度の奇抜なVゾーン、むしろスーツ選びも自由だが、

フォーマルシーンでは限りがある。

そこで活躍するVゾーンは、チーフ。

Vゾーンから離れてカフスやバック、靴等で違いを出す。

このチーフに関してだがセンスが現れる。

色・柄・素材だけでなく、折り方なども含まれる。

フォーマルシーンではここで華やかさを出していく。

 

カジュアルシーンではVゾーンで自由な組み合わせが可能なうえに、

タイを蝶ネクタイやスカーフなどと言った崩しも使える。

遊びのある靴も面白い。

非常にセンスも問われるので、面白みもあるだろう。

 

 

 

 

このようにあくまで4例だけだが、それぞれのシーンごとにVゾーンをどう作るか変わって来る。

あとの二つのように、タイを無くしたり、チーフなどでVゾーンコーデを考えることもある。

Vゾーンこそスーツ選びで一番重要な事なので、是非色々試してください。

 

 

 



スーツ選び・組み合わせ・・・Vゾーンにおける着こなし術

前ページでスーツのVゾーンの重要性をお伝えしました。

デキるスーツ選びの条件として、「スーツ」「シャツ」「タイ」からなる組み合わせ、

つまり「Vゾーン」の大切さ。

 

デキるスーツはVゾーンで決まると言っても過言ではないくらい、

Vゾーンはスーツ選びのシーンでは大切なモノです。

 

「スーツ」「シャツ」「タイ」の組み合わせ。

つまりそれぞれにおける

「色」

「素材」

「柄」

です。

 

これらを組み合わせできるスーツスタイルがアナタの印象を大きく左右するのです。

 

ここではまず「色」「素材」「柄」の前に、

Vゾーンにおける着こなし術を抑えましょう。

いくらいい組み合わせをしても、着こなしができていなくてはもったいない。

デザイン・組み合わせを考える前に着こなし術をまずは抑えておきましょう。

 

 

デキるスーツ選びのVゾーンの着こなしポイント

・タイは浮かせて立体感のあるように
・ラベルとタイの幅はそろえる
・タイのくぼみを作り、Vゾーンを立体的に見せる
・フォーマルや正統派ならチーフも使う
・小剣ずらしの技
・シャツの首幅はしっかり合わせる

 

・タイは浮かせて立体感のあるように

スーツスタイルではタイを浮かせて着こなすことが重要。

タイをシャツにべったりと貼り付けて着こなすと貧相な印象に見えてしまう。

タイを立体的に着こなすことでディンプルが強調され、華やかさが増す。

そうすることでVゾーンに立体感が見えるのだ。

もちろん浮かせすぎも禁物。

胸に対してやや湾曲になるように結んでみよう。

 

・ラベルとタイの幅はそろえる

ラベルとはスーツの衿の返っているところ。

よく社章などを付けたりする部分だ。

このラベル幅とタイの横幅は同じ長さにすると非常に良く見え、

逆にどちらかの方が太かったり、細かったりすると

ちぐはぐな印象となり、だらしなく見えてしまう。

タイを選ぶときに、スーツのラベルに合わせて見て、

同じ太さなのかを確認しよう。

 

 

・タイのくぼみを作り、Vゾーンを立体的に見せる

タイを結んだ時に、結び口のすぐ下、表にできるくぼみをディンプルという。

ここを膨らませて結ぶことでVゾーンに立体感を与えるメリットがある。

ディンプルがあるのとないのでは、タイの表情、そしてスーツの印象に大きな差が出る。

ディンプルはふっくらと張りを持たせるのがベストだ。

 

 

フォーマルや正統派ならチーフも使う

「スーツ」「シャツ」「タイ」の発想からはややずれるが、Vゾーンの印象を加勢するスパイスとなるのが「チーフ」だ。

このチーフはフォーマルシーンや正統派には欠かせない。

これがあるだけでVゾーンやスーツにスパイスを与え、よりよい印象を与えることができる。

通常のビジネススーツでは、なかなかなじみのないチーフだが、

チーフ使いになれると、よりよいVゾーン、スーツ選びを助長することができるので試してみては。

 

・小剣ずらしの技

小剣とはタイの結び側の細くなっている方である。

ビシッと結んだタイももちろんスマートだが、この小剣をわざとずらせばオシャレに魅せることができる。

いわば個性だ。

小剣を少しだけ横にずらして結び上げる事で、こなれた印象を与えることができる。

もちろん、ずらし過ぎは非常にだらしなく見えるのでほどほどに。

ずれをキープする方法として、タイバーを使用するとよい。

 

 

シャツの首幅はしっかり合わせる

あとはもちろんだが、シャツの首幅をしっかり合わせよう。

せっかくよいVゾーンを作ろうとしても、首に合っていなければ

全く違う印象となる。

しめすぎももちろん仕事の効率が落ちたり、なにより苦しかったりするが、

スタイリッシュな印象とするためにも、自分の首幅に合った、シャツをチョイスしよう。

 

 

ざっとVゾーンにおける、スーツの着こなしで重要なポイントは以上の通りだ。

着こなしの練習などはすぐにでもできると思うので試してみるといいです。

 

 

 



かっこいいスーツの選び方・・・Vゾーンが大切なわけ(お金をかけなくてもスーツ印象を変えられる)

皆さんはスーツの選び方においてどのような点を重要視されるだろうか?

 

スーツの色

スーツの生地

スーツの値段

スーツの組み合わせ

スーツの柄

 

などなど人それぞれ重要視する点は個人差がある。

 

またこれが個性となり、面白い点でもあるのは確かだ。

 

なずカッコイイスーツを選ぶのか?

それはもちろんビジネスを成功させるために、身嗜みをスーツで整える事。

人間中身が大切といっても、人の印象は外見の見た目でほぼ決まると言っても過言ではない。

大体60パーセントが身嗜みで決まってしまうとも言われる。

 

そこでビジネスマンである以上やはり印象力を大切にする必要がある。

どんなに優れたプレゼンや企画をもっていっても、

まず中身が悪ければ聞いてもくれないケースもあるだろう。

 

そこでやはりビジネスマンである以上、スーツのみだしなみというのは重要視する。

 

スーツのチョイスにおいて冒頭にあげた通り抑えるべきポイントはいくつかあるが、

その中でもスーツ選びになれてきた中級者の方向けのアドバイスとして

「Vゾーン」の選定というものがある。

スーツにおける「Vゾーン」というのはジャケットのラベル(衿から続く返し)からのぞく、

胸のV字のゾーンのこと。

つまり「ジャケット」「シャツ」「タイ」で構成される、スーツスタイルの華というべき箇所である。

「ジャケット」「シャツ」「タイ」におけるデザイン、色、柄、生地感などの組み合わせのことである。

 

なぜかというとスーツの着こなしというのはカジュアルスタイルと違い、基本的なルールというものが存在する。

そしてビジネスマナーとして色々制約も多いのだ。

その中でもこのVゾーンというのは、ある程度の自由があり、個性を演出できる箇所でもある。

言い換えるとスーツの顔となり、その人の印象を演出・・・

個性や性格、人格などを印象つける場所でもある。

そしてスーツデザインを楽しむポイントでもある。

 

スーツの着こなしを理解したならば次に考えるべきはこのVゾーンである。

ビジネスマナーをわきまえればシャツ、タイの色柄は自由。

顔を変えられるということは一着のスーツの印象すら変えられる。

そして着る人の印象すら操ることができる。

言い方を変えればスーツ一式というのは新しい物をそろえるにはそれなりのお金もかかる。

しかし、スーツをそのままでも、「シャツ」「タイ」のみ買い替えれば

自分の印象を、シーンに合わせてある程度合わせたりコントロールすることもできる。

若い人や金銭的に余裕がない人でもオススメの方法だ。

 

そして逆の言い方をすれば、このVゾーンがおぼつかない人はスーツの着こなしが台無しにもなる。

・柄が全て同じなどできつく見えすぎる

・色の組み合わせがおかしい

・Vゾーンの着こなしがだらしなく、全体の印象もだらしなく見える

・生地の組み合わせが違和感があり、一つのパーツのみ浮いて見える

このようにVゾーンに組み合わせや作り方が悪ければ、せっかく高級なスーツを購入しても

全く悪い印象ともなってしまうのだ。

 

ビジネスマンにとってスーツは戦闘服である。

人と会い、人と過ごし、自分をよく見せる必要がある。

 

TPOにあわせた着こなしが必要となり、仕事の成果にも大きく影響してしまう。

だから着こなしや全体の印象を変えてしまうVゾーンというのは非常に重要なポイントとなる。

 

「スーツ」「シャツ」「タイ」における

・色

・素材

・柄

を理解して、組み合わせることができれば、ビジネススタイルで勝ち組になれるのだ。

 

個性ではあるものの、これらを意識して上品にまとめることができればOK.

そしてきっとスーツ、シャツ、タイ選びもきっと面白い物になる。

 




第一印象で勝負を決める 勝てるスーツの条件 No.6 強めの柄ジャケットはインナーニットで中和せよ編

羽織るだけで洒落間を強く打ち出す柄ジャケット。

印象力としてはかなり強く演出し、個性を相手に印象付けることができる。

 

しかし強めの柄ジャケットは、組み合わせによっては強すぎたり、ゴチャゴチャして逆に悪い印象となったり、

なによりビジネスシーンにおいて不利に働くシーンもある。

 

キチンとした組み合わせをすれば、印象や個性を上手に出すことができるのも

強めの柄ジャケット。

 

風格や信頼感も演出することができ、ビジネスシーンでかなり有利に持っていけることもできる。

 

 

組み合わせで大切なことは

・柄はこの強めのジャケットだけにする
・インナーニットを使用する
・全体的な色調を合わせる
・素材の質感にもこだわり、柔らかい質感のモノを入れる
・ヘアは流れを重視して動きは控えめ。
・整髪料はジェルでキマリ

 

 

・柄はこの強めのジャケットだけにする

もちろんだがパンツやシャツまで柄物だと非常にくどいコーデとなる。

パンツの無地単色は柄の強いジャケットを引き立てる灯台のような存在。

その為にできるだけ落ち着いた色味であることも重要だ。

 

・インナーニットを使用する

パンツは出来るだけ落ち着かせるというものが良いと伝えたが、シャツももちろんチョイスは落ち着いたものが良いのだが

ここで落とし穴がある。

 

柄の強いジャケットとシャツは、確かに強めのジャケットとう控えめなシャツならくどくはないのだが

見え方として、シャツがジャケットの柄を余計に引き立てて、ジャケットがコーデの中で浮く感じもしてしまう。

 

かといってシャツも強くてはいけない。

ここで活躍するのがインナーニットの存在。

 

役割としては強い物と柔らかい物を中和してくれるようなイメージだ。

さらにここで色味としてジャケットの色味を拾ったインナーにすることで、

シャツのライトトーンの面積を減らし、コントラスを押さえ柄を全体になじませる。

 

・全体的な色調を合わせる

柄ジャケットをなじませるためのもう一つのポイントは、色調を合わせるということ。

これは色調が異なるものだと、全体のコーデが反発し合い、

柄も浮いて見えてしまいがち。

 

特にVゾーンは同色系のコーデを意識し、コントラストや明度で調整すること。

全体的なバランスも合えば、柄ジャケットも全体になじんでくる。

 

そうすれば柄ジャケットの成す雰囲気がよりモダンにオシャレに演出できるだろう。

 

 

素材の質感にもこだわり、柔らかい質感のモノを入れる

気を付けたいのは色味だけではない。

素材の質感にもこだわると、尚柄ジャケットの印象力が上手に演出できる。

オススメなのがコットン生地。

フワッとした雰囲気があり、全体をさらに馴染ませてくれる。

 

ツルツル、テカテカしたようなビシッとしたコーデでは、

柄の雰囲気も消してしまったり、くどくなったり、全体が喧嘩し合ったコーデとなる。

 

ビジネスシーンでは限度もあるが、柔らかい質感のコーデを混ぜるととても良い。

 

 

ヘアは流れを重視して動きは控えめ。

柄ジャケットの雰囲気にあうヘアデザインは、比較的落ち着いたスタイルがベター。

印象がきつい物だと、柄ジャケットが生きてこない。

 

どちらかというと流れを意識したスタイルが良いだろう。

柔らかいデザインが合う。

前髪は上げておでこを出した方がいい。

控えめの動きを出し、アクティブ系よりもクール系。

 

・整髪料はジェルでキマリ

整髪料はジェルをつけよう。

ホテルマンのようにまでしなくていい。

ジェルを軽めにつけて、サッサッと流れを作ってあげるといいだろう。

整髪料を付けないやマット系のワックスでは柄ジャケットに負けてしまう。

 

 

 

如何でしたか?

柄ジャケットというのはオシャレな人や社会的立場を演出したい人には

非常に良く好まれる。

 

ベーシックなジャケットスーツからすると抑えるポイントは多いが

スーツコーデを楽しみながら、柄ジャケットにも挑戦してみよう。

 

 

 




第一印象で勝負を決める 勝てるスーツの条件 No.4 グレー無地スーツ編

シックでオシャレなイメージを演出するグレースーツ。

ドレッシーな雰囲気もあることから、好みの人は根強い。

 

ネイビースーツと同じようにビジネスシーンでは華やかなシーンで使われることが多く、

グレーで無地のスーツはその味を非常に品よく印象を与える。

 

しかしこの無地グレーというのは合わせ技を間違えると

逆に影の薄く、相手の印象にすら残らない危険もある。

 

これを回避する鉄板の組み合わせは、

・シャツをストライプで着ること
・タイは濃い色味の無地のモノ
・柄は2つ以上入れずにシャープに
・ポイントを押さえれば様々な印象を作る事ができる
・似合うのはショート、2ブロックのアクティブ系
・髭を生やしてみると更にOK

 

グレースーツはポイントさえ押さえれば意外と簡単に着こなせる。

なかなか手の出しにくいグレースーツだが、

ブラックやネイビーだけでなく、グレーも持っていると

シーンごとのバリエーションもまた増える。

 

 

・シャツをストライプで着ること

ネイビースーツと並んで、ビジネスシーンにおける最もドレッシーな印象を与えるグレーの無地スーツは、

組み合わせを間違えると影の薄い存在になってしまいます。

これを回避するのが「ストライプシャツ」。

控えめなスーツの首回り、胸元などに濃い色味が地色と差が出て、

すごく印象が強くなる。

 

縦じまの強めの印象のストライプ柄はマッチする。

無地なグレーな為に強めで問題はない。

しっかりとした存在感を出し、力強いアクセントとして効いてくれる。

 

 

・タイは濃い色味の無地のモノ

胸元に強めのシャツを入れた分、タイまで柄物だとかなりガチャガチャした印象となってしまう。

単色無地のタイがピッタリだろう。

 

単色無地だからこそゆえに、シャツの力強さを更に演出するとともに、

胸元を引き締め、印象力をメリハリのある、

デキる男を演出する。

 

・柄は2つ以上入れずにシャープに

全体の柄を2柄以上入れないのは、単色グレーのメリットを残すため、

さらに良く見せる為でもあるが、品を作るためでもある。

 

例で、シャツを柄、タイを単色無地と伝えたが

それは品を壊さない、グレースーツの良さを壊さないためでもある。

 

・ポイントを押さえれば様々な印象を作る事ができる

上記でお話ししたポイントを押さえれば、意外と様々なアレンジをしても大丈夫である。

例えば、ストライプと言っても様々な縞模様があり、

変わり縞のシャツを選べばプラスアルファな印象を与えることもできる。

 

青味がかかった地色に紺のストライプのデザインを細かなものにすれば、

英国調のクラシックな印象にもなる。

 

マルチストライプのシャツならば、華やかさも演出できる。

 

タイやチーフもエンジ色や紺系に気分に合わせて変えてみるなど

アレンジの仕方も様々なケースがある。

 

似合うのはショート、2ブロックのアクティブ系

力強いアクティブな印象をより出す、合わせる為に

スタイルは耳周りなど刈り上げる方がより力強さは演出できる。

品の良さも大切なので、ベリーショートではない方が良いだろう。

 

ショートスタイルでメリハリのある「動き」や「流れ」、のある

スタイルはバッチリだ。

 

仕上げは力強い印象を出すジェルやツヤ感がしっかり出る

「ジェル」が最適だ。

 

 

・髭を生やしてみると更にOK

抵抗があるかもしれないが、髭を作るのは雰囲気をより大人の艶やかさを引き立てる。

清潔感ある髭がいいが、無精髭も味が出る。

 

基本的には口髭と顎鬚。

濃いめに生えている人は、濃いひげを作ること。

髭まで巻き込んでやることで、髭・タイ・シャツのバランスが生きてくる。

 

 

グレーのスーツは上級者向けと思われているかもしれないが、

ポイントは単純であり、簡単にオシャレな雰囲気を作ることも、普段と違う自分を演出することもできる。

またオシャレを楽しむことができるのもグレースーツの魅力のひとつだ。

是非あらたな自分の発掘の為にもチャレンジしてほしい。

 

 

 

 

 

 


 

 

第一印象で勝負を決める 勝てるスーツの条件 No.3 淡色紺スーツ編

今回の題材は前回と少しだけ濃さをチェンジ。

濃紺に対して淡い紺色のスーツだ。

 

濃紺色のスーツに比べてより軽やかで、華やかも出たスーツ。

精悍さを演出する、落ち着き感、信頼感のあるスーツに比べ、「上品さ・クールな感じ」を演出したスーツである。

 

ランチでのミーティングやラフな感じのビジネスシーン。

顔もお互いに知っており、何度も機会を重ねている、

そしてプライベートな感じも少しずつ深めたいと思っているならベスト。

 

ソフトな感じと程よい華やかさが生まれる、淡い紺スーツは

フランクさが求められるシーンに絶好の存在となるだろう。

 

コーデで気を付けなくてはいけないのが、淡い紺色の特徴である

「華やかさ」を最大限に演出しつつも、何よりも派手になりすぎないこと。

 

派手になりすぎは逆に、品やクールな印象を損ねてしまう。

 

 

・同系色で攻める
・柄物は全体的に抑える
・派手な柄タイも同系色ならOK
・髪型はミディアム、流れを出すスタイル
・濃紺のクラッチバックでクールに攻める

 

 

 

・同系色で攻める

淡い紺カラーのスーツでポイントとなるのが全体の統一感。

スーツ・シャツ・タイが全体的につながっている方が華やかさは増す。

 

シャツは少し青味の入った柄のない控えめな色味のシャツが良いだろう。

シャツが強いと、淡い紺のスーツが反発してしまう。

 

シャツが白でもスーツと差が生まれてしまい、

やや強い印象となる。

タイも同じだ。

 

系統として青系の色味で攻めるのがベストだ。

 

 

・柄物は全体的に抑える

当たり前だが柄物は全体的に基本は抑えた方が良い。

シャツもスーツも、基本は無地に近い方がクールな感じ・品は出る。

 

・派手な柄タイも同系色ならOK

あえて前文の逆の話だが、タイに単品だとかなりパンチのきいたタイでも、

青味が入っているだけで同系色の魔法で意外とまとまるのだ。

 

スーツにさらりと馴染みつつ、持ち前の華やかさも際立たせる。

いわゆる派手な柄でもつなぎがあれば、淡い紺、薄い青のシャツには

これが合うのだ。

 

 

髪型はミディアム、流れを出すスタイル

クールで華やかさを出すにはミディアムスタイルがオススメです。

濃紺でのスーツではショートスタイルがベストとあるが、これは印象力を強める為。

 

ヘアスタイルに流れ等を作るなど、

オールバックやサイドバックなどの流れを重視したスタイルは

似たような印象を出すことができます。

セットはワックスよりも、粘度の低いトロッとしたジェルかムース。

艶感を出した方がクールな華やかさは演出することができる。

 

・濃紺のクラッチバックでクールに攻める

クラッチバックは相手が感じる印象はかなり差がある。

だがあえて片手でバックを抱え込むように持つクラッチバックで攻めてみよう。

かなりクールな印象を演出できる。

 

気を付けなくてはいけないのがクラッチバックに品が悪いというイメージを持っている人。

初めて会う人や元々硬い性格の人はそもそも淡い紺スーツはいかないとは思うが・・・

砕けきっていなければ、このような小物も

青系の柄のないクラッチバックをチョイスした方が良いのかもしれない。

 

 

華麗なクール魅力たっぷりのアナタは異性から気になる存在となり、

ビジネスシーンでは余裕を感じさせる存在だろう。

 

 

 

デキる男はこだわる~スーツの生地の種類~



スーツの見栄えは生地で変わる

皆さんはスーツを選ぶときに何に気を付けますか?

もちろん前回お伝えした色は大前提でしょう。

 

アナタができる男に見られたいなら・・・

「生地」

にも目をやりましょう。

 

生地によって見え方や機能も異なります。

よく「ウール100%が高級だ」と言われていますが、

こだわりのお客様の話を聞いていると一概にそうとは限りません。

 

そのお客様は季節によって生地を変えるそうです。

もう一つは比較的カジュアルに近い場面での素材にもこだわっているとのこと。

 

それぞれどの生地が良いのかはこの後お伝えしますが、

デキる男ほど単純な選び方ではなく、

それぞれの生地の特徴を生かした選び方や理由を話せると

かなりスマート。

デキる男ほどスーツには生地にもこだわります。

 

 

スーツの生地には主に2つの種類

まずスーツの生地には「化学繊維」と「天然繊維」の2種類があります。

基本的には「化学繊維」の方が量産型なので比較的安価で

「天然繊維」のほうがコストはかかるが、見た目や肌触りは

やはり上です。

 

個人的には身嗜みをよく見せ、また仕事の効率も上げたいなら

「天然繊維」にこだわりましょう。

 

しかし天然素材はシワがついたり、傷つきやすいものもあるので、

扱いやケアはやはりしっかり目に扱うことも大切です。

 

天然繊維の生地

1・ウール

やはりスーツの生地として代表的なものはこの「ウール」です。

ウールとは羊の毛でできています。

非常に万能な素材で、伸縮性、弾力性、耐久性、吸湿性に長けています。

さらに特有の性質から、自然な温かみもあり基本的には冬用のスーツには欠かせません。

ウール100%は高級素材としてよく言われています。

デメリットとして虫がつきやすいことや、縮みやすいことがあげられます。

 

 

2・カシミア

こちらも羊の毛ですが種類が異なり、主に諸外国の中国やイランなどに生息するカシミア山羊の毛を使用した素材です。

スーツ以外の衣類でも高級なものによく使用されています。

繊維がきめ細かいので、上品な光沢があり、肌触りもやわらかですので品のある素材です。

薄くても暖かいのでとても冬用のスーツに優れています。

デメリットとしてデリケートなので傷つきやすく、毛玉も発生しやすいです。

ケアがとても必要な生地です。

また値段も高価な生地です。

 

3・コットン

スーツ以外でもよく使用されています。子供用の服でこだわっている方も多いのではないでしょうか?

天然素材の中では丈夫で熱に強く、吸水性も長けています。

コットンの生地はややカジュアルな印象を出すことができるので、

比較的ラフなビジネスシーンに使用するとオシャレな雰囲気を出すことができます。

デメリットとしてシワになりやすく、水洗いすると縮んだり、色落ちすることがあります。

 

 

化学繊維の生地

1・ポリエステル

石油を原料とする広く使われている生地です。比較的安価で手に入れることができます。

非常に丈夫な生地で、弾力性に長けていて、乾きやすく、軽量でシワになりにくいです。

実はウール100%よりも微妙に色合いが異なり、シャープな印象になるので、

あえてポリエステル生地を好む人もいます。

デメリットは吸水性が低く、静電気が起きやすいです。

 

2・ナイロン

丈夫な生地で、伸縮性に長けていて、軽い生地です。

丈夫な生地で、摩擦や折り曲げに強く、シワになりにくいストレッチ性のある生地です。

渇きも実は他の生地よりも早く乾きます。

デメリットとして熱に弱く、吸水性が低く、静電気もおきやすいです。

 

3・レーヨン

絹の質感を目指して作られた繊維で、似たような光沢が出ます。

肌触りもよく、吸水性も長けています。

デメリットとして、水に弱く、濡れると強度が低下して

縮みやすく、シワになりやすい弱点があります。

 

 

このようにこれらの生地のそれぞれの特徴、また生地の組み合わせにより

様々な差が出てきます。

今号の割合もメーカーによっても異なるので、購入時に一度羽織ってみたり、

用途やシーンに合わせて生地を選択するといいです。

 

特にスーツをオーダーで作る人は生地の性質まで理解しておくといいでしょう。