デキるスーツとはVゾーンがポイントであるとお伝えしました。
デキるスーツ選びの条件として、「スーツ」「シャツ」「タイ」からなる組み合わせ、
つまり「Vゾーン」の大切さ。
デキるスーツはVゾーンで決まると言っても過言ではないくらい、
Vゾーンはスーツ選びのシーンでは大切なモノです。
「スーツ」「シャツ」「タイ」の組み合わせ。
それはそれぞれにおける
「色」
「素材」
「柄」
です。
これらを組み合わせできるスーツスタイルがアナタの印象を大きく左右するのです。
その中で一度に全てのお話をしてもなかなか最初は難しいので、まずはその中でもカギとなるのが、
「シャツ」×「タイ」の組み合わせ。
スーツを制する者はVゾーンを制する。
そしてVゾーンを理解しているモノは「シャツ」と「タイ」の組み合わせをマスターしてる。
スーツの顔となるVゾーンはシャツとタイのコンビネーションがカギである。
考え方として土台である「シャツ」にどんな華の「タイ」を飾るか?
この考えがベースとしてある。
まずはどんなシャツを基準・ベースとしていくか?
まずは抑えるべきは「カラー」
色味というのは印象をものすごく左右する。
暖色系の色・・・温かみ、活力、行動力、明るさ
寒色系の色・・・冷静さ、クール、寡黙、信頼
そして季節に合ったカラー
春・・・爽やかな色味
夏・・・活力のある色味
秋・・・穏やかな色味
冬・・・落ち着きのある色味
これは個性でもあり、自分を出したい色味でもある。
ある程度の自由はあるが、ビジネスシーンにおいては
フォーマルを抑えるべきだろう。
ここでいうフォーマルとは上記の色味をお伝えしたが、
全ての色味の主張を抑える。
つまりベーシック・再度の低い・薄い色味である、もしくは白ということ。
Vゾーンは三つの組み合わせでもあるために、下地のベースであるシャツの印象が強すぎてはいけない。
あくまでシャツを下地・ベースとして華を飾るタイ、そしてスーツで見せるとよい。
そして下地ということは、シャツも生地も影響してくる。
生地も色味ほどではないが、パッと見た印象を左右する。
タイを強く見せていきたいのであれば、生地は落ち着いのあるもの。
比較的タイをナチュラルにしていくのであれば、生地は多少個性のあるものでもいいだろう。
そして柄だが、これも生地と同じ考えだ。
華であるタイを強く見せたい。
つまりタイを柄のあるものや色味、生地の印象の強い物にするならば、デキるだけ柄なしワントーンのモノがオススメだ。
ビジネスシーンではVゾーンがゴチャゴチャするのはもってのほか・・・
柄が大きければまずシャツは白色の柄なしのモノ、もしくは同系色の薄い物をオススメする。
そしてタイの選び方。
先ほどいくつかシャツに合わせてのパターンをお話ししたが、
タイは何よりも以前お話しした通り、タイの横幅とスーツのラベルの幅が揃わないといけない。
柄や色味などはそのあとだ。
タイの色味の組み合わせはほぼ2パターンに分かれる。
・同系色をベースに考える
・立体感を出すように考える
この2つだ。
シーンとしては、フォーマルなビジネスシーンでは主に同系色をベースに考えることが多い。
その方がタイトに仕上げられる。そしてなにより失敗も少ない。
そして近年人気が出ているのが基本的に反対色を付ける組み合わせ。
これは反対色を組み合わせているので、立体感が出る。
ドレスシーンやカジュアルに近いシーンなどにはお勧めだ。
しかしこの反対色で気を付けるのはスーツの組み合わせもかなり影響してくるので、
まずは同系色の上で柄や生地を組み合わせることをしていくといいだろう。
タイの生地として主には
ツルツルした生地とザラザラした生地がある。
ツルツルしている生地は光沢や手触りも良くクールな印象に魅せることができる。
シャツの素材に合わせるなら、シャツの生地もツルツルしている生地に合わせる方が良い。
季節でいると春・夏に適していると言われている。
ザラザラしている生地は温かみがあるので、高級感やオシャレさ等を演出できる。
これもシャツの生地に合わせた方が良い。
季節でいうと秋・冬に適している。
生地の組み合わせはシャツとタイは同じ印象の生地が良いだろう。
そしてなんといっても華であるタイの見せどころは柄だろう。
タイの柄にはたくさんの柄がある。
・ソリッド・・・いわゆる無地
・シャドーストライプ・・・無地のように見えるが、光などが当たる角度によりうっすらストライプ柄などが見える
・ドット・・・大小あるがドット柄があるもの
・小紋・・・小さな模様が規則正しく、もしくは不規則に並んでいるもの
・レジメンタル・・・ストライプ柄
・チェック・・・格子柄
・総柄・・・同じ模様が規則的に前面に並ぶもの
・ペイズリー・・・勾玉模様
このほかにもワンポイントなどで一部分に柄のあるものもある。
この柄は上の方が印象がナチュラルなもの。
下に行くにつれて、個性のあるもの。
柄はそれぞれ好みがあるが年代やシーンに合わせるのが重要だ。
基本的に年代が若ければ若いほど柄は上の方が良く、
ベテランになればなるほど下をチョイスしてみるのも良い。
シーンも同様に、フォーマンなシーンでは上の方。
ドレスシーンやカジュアルシーンでは下の方が華やかさも出るだろう。
これで一通りのシャツとタイの組み合わせの基本的な考えだ。
冒頭でシャツを決めてそれにタイを合わせるとはなしたが、
逆のパターンでこのタイをしたいからこのシャツを選ぶという考えも慣れてくれば良い。
まずはシャツベースに合うタイを選ぶ。
一週間あれば5つくらいタイを用意してもいいだろう。
まずは色々な組み合わせを確かめながら、自分に合う、そして合わせやすいもの、
そしてそれが自分のビジネスシーンに合わせてチョイスできるようにあろう。