理容店はコロナの影響を受けているのか?

新型コロナウイルスの影響により都内の理容店も一時自粛要請の対象となりました。

それから対象から外れたとはいえ、お客様の足はとても遠のいてしまいました。
売上としては大体6〜7割減収です。(店舗により差はあると思いますが、妻の職場や仲間の店舗でも大体同じくらいの損失のようです)

新型コロナウイルス

3月頃までは影響はほとんどありませんでした。もしかしたら駆け込みの影響もあったかもしれませんが、逆に売上的には伸びた月でした。

数名の方が、3月キャンセルや普段されていたオプションのメニューを減らして早々にお店を退出される方もいらっしゃいましたが、それ以上に普段の周期より早くご来店される方が多かったです。

しかし、緊急事態宣言が出されると噂されると一気に客数が減少。
店舗でもお客様同士の接触、スタッフとの接触を減らすために、営業規模の縮小がされました。

コロナ対策として
・営業時間を約2/3に
・スタッフを半分
・同時刻のお客様を2名まで
このように政府の根本の政策である『人との接触を8割減らす』と言うために、大幅な縮小を余儀なくされました。

また消毒管理の再徹底。
・スタッフの検温
・スタッフとお客様の手指消毒
・機器の消毒を更に念入りに
・お客様自身やご家族、回りの方の健康状態までチェックとなりました。

このような政策をしていることもありますが、お客様数も大幅に減ってしまい、キャンセル連絡のオンパレード。
ご来店された方もカットとシャンプーのみという売上も大幅に伸び悩みました。

ここでもう一つ考えるべきは理容店の利用は、このような新型コロナウイルス流行の場においても本当に必要なことなのか?

ここはお客様にとっても大きく理容店の利用目的2つにわけると、「髪を切る」という目的の方と「身嗜みの為に容姿を整える」の方によって差が出てきます。

「髪を切る」という目的の方は、ヘアカットがルーティン化されている方。あるいは伸びたからサッパリしたいという方。
つまり身嗜みやオシャレというファッションのためという概念があまりない方です。

「身嗜みの為」という方は、目的が自分というよりは相手の為。ビジネスやプライベートシーンで相手に会うときに失礼のないように、あるいは「オシャレの為に」ということで自分を相手にオシャレに見せる為ということで、目的が少し異なります。

予想ですと、前者の方のみが大幅に減るのかなと予想していましたが、今回はどちらの目的の方も客数がだいぶ落ちました。
よくよく考えてみたら、

・髪を切らなくても死なない
・身嗜みを整えても人に会う機会が減った

そもそも今回理容店を利用するかしないかは、コロナへの意識の高さが強いか弱いかだと思います。

あと別のデータでも、来店を控える方でも、大体普段の来店周期プラス一ヶ月くらい以内にはご来店されています。
さすがに限界突破するとこのような状況でも、大幅に伸びた髪の毛をカットしたり、大幅に崩れた身嗜みを整えたいのだと思います。

青山という土地を歩く

私が日頃働く青山の地は、一流のビジネスマンが、競り合う激動のビジネス街です。  

国道246号の青山通りは、有名企業の本社がズラッと並びます。

歩くビジネスマンはオシャレな服やスーツをまとい。

走る車は高級外車が行き交います。

この場を歩くだけでも
「こんな服ほしい」
「オーダースーツ買ってみようかな」
「次はこんな車乗りたいな」
と次から次へと新たな目標が生まれてきます。

自分をこのような場へ身を置くことだけでも、自然とモチベーションが生まれてきます。

正直、青山の地は特殊で、表参道や赤坂とは異なり、仕事の予定やスポーツやコンサートの予定がないと足を踏み入れることはありません。

だからこそビジネスで成功したい人は、歩くだけでも良い。

きっと新たな目標やモチベーションが生まれることと思います。

Barber-kaz

バーバー新時代

バーバー新時代~理容室が再び流行り出す~

リクルートより毎年年末に、翌年のトレンド(流行)の発表があります。昨年末に発表された2017年のトレンドの1つに我々にものすごく関係したものがありました。

それが「バーバー新時代」という流行です。

具体的にどのようなものかというと、それは今後美容店から理容店へシフトしていくという時代背景…

リクルートは、特に現在美容店を利用している30代、40代の男性が理容店回帰へのスイッチが入った、と分析しています。

理由としては

・理容店の方が料金が安いという一面

・女性客の多い美容店は違和感があり、落ち着かないなど空間の居心地が悪い

・シェービングを受けてみたい

・短髪ヘアの技術が上手い

・昔のイメージと変わってオシャレになってきた

と、アンケート結果などから、理容店を評価した上の分析です。

以前は理容店というと、おじさんおばさんがお店の中でのんびりと新聞をみたり、テレビをみたり、オーダーしたヘアスタイルの要望の話は聞いてはくれるが、想像していたものとは全く違うスタイル。

お店の外見や店内も、スタッフも、技術も含めて「理容店=古くさい、ダサい、カッコ悪い」というイメージがあったと思います。

そんな中ここ数年理容業界ではそんなイメージを変える為に様々な工夫がされてきました。

近年オシャレな理容室、カッコイイ理容師が増えてきました。格好良い、オシャレな男を作る、磨く、またゆっくり寛げるなどをコンセプトとしたお店が次々とオープンすると同時に技術やサービス内容もオシャレで品のあるものへ。東京を中心に日本全国でもその流れが広がっています。雑誌やテレビなどにも出演する理容店も増えて参りました。

そして新バーバー時代というだけあり、従来の理容室よりも新しくなった理容室のスタンス。それは髪の毛を切るだけではないということ。

美容店ももちろんすばらしいお店ばかりですが、どうしても越えられない壁が「肌に刃物を当てられる」という特権。具体的にはシェービング。これを美容店で行うと捕まってしまいます。

シェービングの特権を利用した自分ではできない産毛の処理やメンズエステなどによるお肌のお手入れは、第一印象としてとても大切な見た目年齢を磨きます。

眉毛や髭などの印象を変え、雰囲気を強くするポイントの身嗜みも差をつけます。

ヘッドスパやマッサージなどのリラクゼーションに特化したサービスも日々の疲れや忙しさをリフレッシュ、リセット、リペアできるメニューとして、新たな理容店のスタイルとなり利用され始めています。

このように様々なサービスからなる「トータル的な自分磨き」からカッコいい大人のオトコを演出します。もちろんカットも自信をもってあなたを作り上げます。流行としてもショートヘアな流行って来ています。元々細かな仕事が得意の理容師が作るショートスタイルヘア。バチっと決めるカットに、新たなオシャレやカッコいい動きや雰囲気は、ビジネスシーンでもプライベートシーンでも、輝く信頼のあるオトコを演出。

・カットするだけではない!!

・トータル的にオトコを磨く場

・日々の現実からリセットする場

として今後の期待がされています。