髪の毛を切るタイミングはいつ?

男性の髪の毛を切る目安はいつか?

皆さんは大体どれくらいのペースで髪の毛を切りますか?

私のお客様でも人によってかなり違います。

一番早いお客様は約7日。
つまり一週間です。
毎週ヘアカットに来ます。
(世の中には毎日に近いぐらいの人もいるようですが・・・)

次が前後してペースが2週間〜3週間以内のお客様。
大体11%くらいです。

そして3週間〜一ヶ月ペースの方。
大体46%くらいです。

1ヶ月を超える人が34%。

2ヶ月以上のお客様が9%くらいです。
(月によって前後します)

ヘアカットの様子

青山の立地もありますが、皆さん多いのは、3週間目安で、一ヶ月以内にはカットすると言う方が半分以上でした。

ビジネス街だけあり、お客様はスーツをきて来る方が多いですね。
近隣にお住まいの方や、昔に青山にお勤めされていて、引退されて青山までお越しになるご年配の方。

米・トランプ大統領のご友人のお客様
バラック・トーマス様

私がお客様をカットする際にお客様と色々なお話をします。
これらのデータやお客様のお話から感じるのは、ヘアカットするタイミングはその人の感性と言うことですね。

ヘアカットするタイミングというのは、その人が髪や身嗜みに対してどう価値を感じているかの投影だと思います。

・身嗜みが崩れる前に整える人

・身嗜みが崩れたから整える人

・髪の毛が伸びてきたからカットする人

・人に言われたからカットする人

・カットするタイミングが自分の中で決まっている人

これらのどこかに髪の毛をカットする理由が当てはまると思います。
そしてそれは周りの人から、アナタはどんな人なのか見られているのです。

【身嗜みが崩れる前に整える人】
これは特に人前に立ったり、オシャレな方が多いですね。
髪の毛というのは月約1cmちょっと。一日大体0.3〜4mmほど伸びます。つまり3日で1mmくらいですね。
一週間ほどで3mmくらい、2週間で6mmくらい伸びてきます。

ヘアスタイルがショートヘアスタイルで刈り上げている場合はこの3〜6mmくらいで刈り上げのラインが少しずつ乱れてきます。
5mmを超えてくると、感性が豊かな人はわかってしまいますね。

主にショートスタイルの場合ですが、キレイなショートスタイルというのは、感性が豊かな人には約5mm伸びてくる、2週間で完全にわかってしまいます。

『身嗜みが崩れる前にカットする人』というのは2週間以内が目安です。

ショートヘア

【身嗜みが崩れたから整える人】というのは先程の5mmを超えたあたりでしょう。
刈り上げのラインが崩れてきたと感じる。
先程の崩れる前にカットする人に比べて、完全に実感してからカットしようと思うの1cmいかないくらいですね。

また1cmというのはトップやフロントの立ち上がりも影響が出てきます。髪の毛に重さが加わり、ボリュームが出しづらい。
セットがキマリづらくなります。

またミディアムヘアの方でも1cmでヘアスタイルに乱れが出てきます。頭毛は約10万本もあるので、それぞれが1cm伸びてくると、ミディアムヘアの軽さや動きが出しづらくなります。
見た目のヘアスタイルの印象にも重さが出てしまったりします。

ここの1cm伸びることがヘアスタイルの崩れとなり、結果カットしようとなります。
ここまでが身嗜みが崩れたからカットしようとする方。大体3週間から1ヶ月。ご年配など毛の伸びる長さが遅くなった方で40日あたりになると思います。

さてここまでの方とこのあとの方ではちょっと感覚が異なります。
前者2つはどちらも、カットする理由が『身嗜み』になります。

バーバーシザー

このあとは『髪の毛が邪魔になった』からカットしようという方です。

【髪の毛が伸びてきたからカットする人】
先程述べましたように、人の毛は約10万本あります。この髪の毛全てが伸びると相当な重さになってきます。

ショートヘアスタイルですと、大体2cm伸びると大体刈り上げのデザインは完全に消失します。
この場合、『刈り上げたスタイル』から『刈り上げていないスタイル』に変わるので、伸びたなと感じるのです。

ミディアムヘアなどで特にクセのある方は、クセの向きが逆になってきます。これもスタイルが変わってしまうので、伸びたなと感じてきます。

他にも耳付け根にあたったり、目に入るようになったりと鏡をみたり、シャンプーしたときに『伸びたな』と自分で実感することでカットします。

大体40日から2ヶ月です。

さて次のケース。
【人に言われたからカットする人】
職場や仲間に『髪の毛伸びたねー』と言われたことはありますか?
人が他人を見て髪の毛が伸びていると感じるのは、結構伸びていることと思って下さい。

他人はアナタの髪の毛が1センチ伸びたくらいではわかりません。
2、3cm伸びると、先程の重さやヘアスタイルの崩れを感じ、指摘してくれるのです。

大体2ヶ月を超えてくるペースでしょう。
自分でもそろそろ切らなくちゃと思っているのかもしれませんが、少なくともカットするより先に周りの人は感じています。
感じても言わない人もいるので、何人もの人がアナタのヘアスタイルが伸びたなと思っていると思って下さい。

このように【身嗜み】の観点と【伸びた】ことによる観点でのヘアカットのタイミングとは別に、カットするタイミングを一年のルーティンとして決めている人がいます。

フランス人のお客様

【カットするタイミングが自分の中で決まっている人】
ルーティンとして決めている人は、毎月月末にカットしようや、40日ペースでカットすると決めている方ですね。
ペースを一定でカットされるので、そのルーティンの長さによって今までの4つのパターンに当てはまります。

大体このように髪の毛をカットされるタイミングがみな異なって来るのです。
まず【身嗜み】でみるのか?【長さ】を感じるのか?

もしアナタが一流のステージを目指すならば、やはりヘアスタイルをカットするタイミングというのは重要な鍵を握っていると言ってもいいでしょう。
少なくとも【身嗜み】の観点においてカットしていくことをオススメします。

理容室


病気の方が身嗜みを整えることは生きる活力にもなる

訪問理美容サービスとは?

理容室・美容室では、日頃体の不自由な方、病気の方、障がいをお持ちの方のご自宅や病院、施設などへ私たちがお邪魔するサービスを行っているところがあります。

通常理容師・美容師は保健所の許可を受けた理容所・美容所でのみ、理容業・美容業のサービスを提供することが許されているが、お客様が病気や高齢などにより、自分で理容所へ行けない人のところへお伺いし理容・美容サービスをすることが許されている。

・訪問理美容、出張理美容ができるケース

  1. ・疾病その他の理由により、理容所・美容所に来ることができない者に対して理容・美容を行う場合
  2. ・婚礼その他の儀式に参列する者に対してその儀式の直前に理容・美容を行う場合
  3. ・山間部等における理容所・美容所のない地域に居住する者に対して、その居住地で施術を行う場合
  4. ・社会福祉施設等において、その入所者に対して施術を行う場合
  5. ・演劇に出演する者等に対して、出演等の直前に施術を行う場合

このように通常理美容所以外でもサービスを提供することが許されており、私も良くお声を頂き、理容用具を一式まとめ出かけていく。


お問い合わせはほとんどが病気や障害をお持ちの方

私は結婚式や祭典での訪問理容のサービスを行ったことは数回しかない。


ほとんどが体が不自由な方や病気で病院や施設に入られている方だ。


大体問い合わせはご家族の方がしてくる。

大体の人は髪の毛が伸びきっていて・・・

大変失礼な言い方かもしれないが、カットさせて頂くほとんどの方が、表情が暗かったり、閉鎖的であまり会話をされなかったり、下(床)ばかり見ている。


髪の毛はもちろんボサボサだ。港区の高級施設などで1週間に1度行っていた人は例外として、大体の人が髪の毛が伸びきっている。するとおそらくかゆいのだろう・・・中には頭皮にひっかいた傷があった人もいた。

髪の毛だけではなく髭も伸びきっていたり、肌質も非常に荒れている人が多い。

他のページでも載せているが、お肌も洗顔やケアをしなければどんどん乾燥や肌荒れを起こす。残った脂は酸化したり雑菌が繁殖しやすく、小鼻や額、顎先なども赤くなりやすい。

身嗜みの観点において、髪や髭、肌質が悪ければやはり自分への自信もなくなるし、前向きに生きることは難しい。



病気の方を明るくする治療方法

私は理容師ゆえ、お伺いすると、ヘアカットとシェービング、そしてシャンプーなどを行ってくる。大体お客様は我々のようにスムーズに移動したりはできないので長めに予約時間を頂き、会話ができる方とは話しながら丁寧に施術してくる。

私が使うシャンプー剤やシェービングアイテムは上質なモノも使ったり、それぞれの施術も非常に丁寧に行うので、終わった後の結果が非常に良くなる。

髪の毛がサッパリしたのはもちろんこと、髭もなくなり、肌質も艶や潤いが出て、少し前までベットでゆっくりされていた姿が嘘のようだ。

そして、最後に鏡を見せる。


この瞬間だ・・・


暗い人がビックリするように笑顔になる

私はこの瞬間が大好きです!!


カットやお顔そりをする前に比べて、ビックリするほど奇麗になった。

身嗜みを整え、印象力があがった自分の姿に大体の人が目が開く。


そしてありがたいことに、このタイミングで家族や看護婦さんがほめてくれる。

「〇〇さん、奇麗になりましたね~」と

すると今度はさらに口角が上がり笑顔がこぼれる。

ここで不思議なことが、暗かった人、無口の人は話を始め、さっきまで世間話や愚痴を言っていた人、ご家族や看護婦さんを罵倒していた人でも、昔の自慢話をしてきたり、気持ちが落ち着いてくる。


きっと身嗜みを整えたことで生きる活力が生まれたんだろうなと感じる。


さっぱりしたことで、気分がよくなった、前向きになったんだろうな。


時折、ありがたいことにそのあと手紙をもらったりする。

あのあとリハビリに精が出たとか、食欲がふえたとか。

部屋の女性とよく会話するようになったなど。

オシャレをすること、清潔にすることが、最初の薬

私のお店のホームページにはこのようにお伝えしております。

全ての人にとっておしゃれをすること、身だしなみを整えることは、自分らしさの表現です。人から見られることが楽しく生きる喜びとなり、ポジティブに生きる意欲となります。また療養中の方、入院中の方、お身体の悪い方にとって「清潔さ」ということは、最初のお薬です。公衆衛生面がよくなければ、身体はよくなりませんし、清潔である場合と、清潔でない場合とでは気持ちの面でも大きな差があります。
少しでも良いサービス、少しでも良い商品、少しでも良い仕上がり・・・。

全ての方々がかっこよく、綺麗に、清潔に。そして身嗜みはもちろん、おしゃれをする事を楽しんで頂くことで、前向きで生き生きと・・・そして活き活きとした元気な日々を送って頂ける・・・そんな瞬間に出会いたいと願っております。  


今後もそんな瞬間にたくさん出会いたいと思います。


日本の平均年齢、特に女性が高い理由は

私が感じているのは、確かに日本は医療が発達していますが、

平均寿命が高いのは、単に衣料が発達しているだけではない気がします。

外国に出張や転勤が多いお客様のお話では、日本はダントツに

「公衆衛生」が長けているようです。


長く、健康で生きる為には、公衆衛生ということも大切なのかもしれませんね。