ヘアスタイルは似合わせることでかっこよくなる

ヘアスタイルは個を表現するツールとしてとても大切なパーツです。

皆さんも回りの方が髪の毛をバッサリ切った、スタイルデザインをチェンジしたとします。

するとよく「おっ、イメージが変わったね」とか「夏らしいスタイルだね」なんて言っている人がいませんか?

これはヘアスタイルが、印象力を成すウェイトとして非常に大きな存在を持っています。

そうゆう意味ではヘアメンテナンスはとても重要です。

 

間違ってもボサボサのまま…寝癖のついたまま…数ヵ月も切らないまま… このようなケースは最悪です。

・みっともない

・カッコ悪い

・ダサい

・不衛生

など悪い印象が働いてしまいます。

そんな人を見たことありますよね!?

 

 

 

ヘアスタイルはよく見せる為に「合わせる」ということがとても大切です。

1・髪質

2・顔立ち

3・服装

4・ライフスタイル(ビジネス、プライベート)

5・季節 など

誰にもベストなヘアスタイルというのはありません。 それは本人の要因が人それぞれ異なるからです。

本当にカッコいいヘアスタイルというのは上記がそれぞれマッチしているヘアスタイルです。

ヘアスタイルブックをみて、このスタイルかっこいいなと思っても、合わない、できない、逆にかっこ悪いなども起こりうるのです・・・

 

 

いくつかお話ししましょう。

「1・髪質」

カットされる際にヘアスタイルブックをお持ちになり、このヘアスタイルと全く同じに切ってくださいと言われますが… 同じ長さで切っても、同じようにはなりませんし、同じかっこよさになるとは限りません。

人それぞれ髪質が異なります。

・太さ ・硬さ ・艶 ・色 ・生えている方向

 

例えばよくあるのがハチ回りの膨らみ。 ハチ回りが膨らむ人と自然と収まる人がいます。

Aさんは毛が下に向かって生えていて、毛が柔らかい

Bさんは毛が横に向かって生えていて、毛が硬い

 

この場合同じ5cmでカットしても、 Aさんの方がハチ回りが膨らまず、自然におさまります。

しかしBさんはハチ回りが膨らみキノコみたいな髪の毛になります。 (僕ならスタイルブックをもってきたBさんをハチ回りだけ8cmでカットして下の毛をAさんより鋤きます。)

髪の毛が強い若い人の方が膨らみやすいですね… ですのでBさんのような方は、ハチ回りが5cm位の、ミディアムショートヘアはあまりよろしくないですね。 毎朝、ドライヤーと強めの整髪料を使ってしっかりセットをしなくてはいけません。

 

あとよくあるのは天頂部のボリューム。

天頂部にボリュームを出したい人が多いですが、天頂部の毛が寝て生えている、あるいは円形方向に向かって生えている。 そして毛自体が固い人。 こうゆう人は、天頂部にボリュームをつくりづらいです。

セットを頑張ってもらわないと天頂部がつぶれた感じになってしまいます。

 

Aさんが上記のような方(毛が寝て生えており、円形方向に向かっている、毛が固い)

Bさんは頭皮に対して垂直にはえていて固い

Cさんは頭皮に対して毛が寝て生えており、円形方向に向かっているが、毛は柔らかい

 

 

 

その場合ソフトモヒカンがオーダーの場合どうしましょう!?

Aさんは毛が立ちづらく天頂部にボリュームを出しづらいですし、散ってはえていので、まん中へ集めないとモヒカンのシルエットになりません。 そのため天頂部の髪の毛はやや長めにします。 しかしセットする際にまん中へ集めてセットしますが、毛が柔らかければ天頂部に集めてもシルエットは潰れますが、固いのでその長さのまま立ってしまいます。

そうするとモヒカンラインのラインがキツくなり、ソフトモヒカンではなくなってしまいます。

そのためAの方は、天頂部だけではなく、ハチ回りから全体的にやや長めにカットしなくてはいけなくなります。

 

Bの方は簡単です。 タワシを希望の形に切るイメージのように、作りたいシルエットのまま切れば良いのです。

Cの方は、毛が柔らかく天頂部がつぶれやすいので、天頂部の毛を長くします。

しかしAの方と違って、真ん中へ集めても、毛が柔らかいので、シルエットはそこまで天頂部が膨らみません。ですので天頂部のみ少し長めにカットすればいいのです。
そのほかにも元々の髪質の条件で、他の人はかっこいいのに、同じようにカットしても

かっこ悪くなってしまうケースがあります。

 

自分の髪質に合ったデザイン。

もしくは髪質をカバーできるヘアスタイリストに会えるといいですね。

 

次回は顔立ちへの合わせ方についてお話しします。