LOUIS VUITTONのスニーカー

先日珍しいモノに出会えました。

お客様が履いて来られた【LOUIS VUITTON】のスニーカーです。

最初はどこのスニーカーなんだろうなと思っていましたが、踵を見ると一目瞭然、すぐわかりました。

このお客様はこの日はオフ日。
銀座へおでかけされ、青山でヘアカットをされたあとは恵比寿へお出かけされるようでした。

銀座、青山、恵比寿。

このような場所を歩くのに、背伸びする必要はないと思います。特に休日くらいラフな格好をするのも、気分をリラックスするのに必要なことです。

ただ逆に感性を磨きたい方にとって、オフ日はトレーニングの日ではないかと思います。

銀座、青山、恵比寿はオシャレな方がとても多いエリアです。
その場で目立つにはオシャレはかかせません。

そしてそれがトレーニングになると思います。

目だななくとも、その地に合わせた格好をしてみる。
そのために休みの日にオシャレな人が歩く場所へ行く。

気を使ったり、平日以上に身嗜みを気をつけたりと色々と大変かもしれません。
でも楽しめれば日々の生活も変わっていくのかも。

「今度休日に銀座へ行って買い物をしてみよう」
「来週は青山へ行って食事しよう」
「その次には恵比寿でイベント行ってみよう」

するとその日に何着ていこうか?
あっ

「じゃああの服クリーニング出さないと」
「新しいスボン買ってみようかな」
「前買ったバッグ使えるかな」

すると平日も仕事をこなすだけではなく、楽しくなる。

そして当日、オシャレをして街へ。

「今日のファッションどうかな?」

同時に

「あの人のファッションいいな」
「あの人の服どこのだろう?」
「あの人のヘアスタイルあっているな」

「次の週あの服にしようと思っていたけど、ヤッパリこんなファッションにしてみようかな」

どんどんアナタの感性が磨かれていきます。

いきなりオシャレはできません。
感性=センスが大切。

教科書や雑誌で勉強しても、自分の身にはすぐになりません。
ファッションは流行や季節、そしてあなた自身の年齢は重なっていきます。

アナタがアナタの地域や会社の中のファッションリーダーになれると更にワクワクした人生になるかもしれませんね。

Barber-Kaz

靴の名称

今回は靴の名称をチェックしていきます。

靴選びでポイントとなるパーツですので、チェックしておくといいでしょう。

 

1・アッパー

ソール(靴底)やヒール(かかと)を除いた靴の表部分の総称です。

ここでは革の質が大事です。

足の上半分を覆う為に耐久性や柔軟性、通気性、吸湿性等が求められます。

ここを甲革というのは牛革のような天然皮革がこれらをバランスよく満たす素材だからです。

 

2・トウ

いわゆる「つま先」の事です。

この部分の形状や長さが靴の表情を決める大きなポイントとなります。

トウがアッパーとは別の革でおおわれている場合は「トウキャップ」、「飾り革」といいます。

もともとはつま先の保護・補強が目的でしたが、現在ではデザインの一部となっています。

 

3・シューレース

靴ひもの事です。フィット感を微調整するのに不可欠であるとともに靴の表情を引き締める大事な部分です。

素材は耐久性に優れる、綿や綿・化学混紡が主流ですが、発色に優れアタリの良い絹製も捨てがたい。

表情を気にせず通せる「丸紐」か、それともタイトな感触を「平紐」というらしい。

形の好みは人それぞれです

 

4・アイレット

別名「鳩目」。シューレースを通す為の穴の事で、紐で締め上げる形状の短靴には、これが片足に2~6個、対配置されています。

一般的には鳩目の数が少ない方がドレス度が高く、改まった場にはふさわしいとされています。

 

5・レースステイ

紐を取り付ける部分の事。アイレットが備わり、シューレースを通す部分です。

日本では「羽根」の名称を使う場合が多く、この部分が、アッパーの甲の部分に下へと潜る構造の靴を「内羽根式」、反対に上に被さる構造のモノを「外羽根式」といいます。

 

6・タン

レースステイの内側にあるアッパー部のパーツの一つ。

その形状から、日本では「べろ」「下革」とも呼ばれます。

足の甲への感触を和らげるとともに、埃除けや防水の機能としても機能します。

 

7・ヒールカップ

足のかかとをぐるりと覆うエリアの事です。

曲線的・直線的、それに小さめ・大きめなど、各靴メーカーの特徴が何気なく現れるところでもあり、この部分と足のかかとの「食いつき」は、靴の履き心地を左右する重要なポイントでなります。

日本人は足全体の大きさに対しかかとが相対的に小さいために、ここが小ぶりにまとまった靴の方がフィットしやすい傾向にあります。

 

8・ソール

厳密には地面に直接ふれる「アウトソール」と足の裏に直接触れる「インソール」とに分かれます。

アッパーと同様にここにも高い耐久性や柔軟性、通気性、吸湿性が求められます。

アウトソールであれインソールであれ、もともとはアッパーより厚い牛革を、用いるのが常でしたが、今では様々な素材が使われるようになってきました。

 

9・ヒール

足のかかとの部分を下支えするパーツです。

婦人靴ではここにプラスチックを用いる場合も多いのですが、紳士靴では主に牛革やゴムなどで構成されます。

地面に接する部分は摩耗が避けられないために定期的なゴム交換が必要です。

 

10・コバ

靴を真上から見た時に、アッパーの外側を取り囲むようについているアウトソールの外縁となっている部分の事です。

その幅は靴の底付けのやり方や流行によって微妙に変化しますが、広ければ安定感、狭ければ繊細な強調されるように感じます

 

 




人生で成功したければ、仕事で成功したければ、「靴を磨け」

青山のバーバーショップで展開している「靴磨き」。

これが非常に好評だ。

どんどん売り上げが上がっていく。

当店では靴磨き・一足2160円で行う。

オープン当初は反応がイマイチなところも正直合ったが、

今では10足持ち込まれたり、自慢の靴を履いてこられたり、わざわざ靴磨き職人がいる日に御来店されるお客様もいるほどだ。

先日私もそんなには高くないが、新宿伊勢丹メンズ館で行われた「伊勢丹大市」にて

日本製の革靴のブランド「ペルフェット」を購入してきた。

上のようなお客様の特徴、あるいは自分が背伸びして購入してみて実感することなど・・・

良い靴、あるいは綺麗な足元にしておくことで自分の人生がどのように回っていくのか・・・


靴磨きが自分にかける魔法

当店は青山の土地柄もあり、カットだけで5400円を頂く高級サロンだ。

もちろんそのようなサロンだからということもあるが、お金持ちや有名著名人が非常に多い。

これが足もとを綺麗にしておくということと関係があるのか?

関係があるならば人生で成功したい人ならやらない理由はない。


答えは靴磨き職人から教えてもらった一冊の本にあった・・・



こちらは世界一の靴磨き職人である「長谷川裕也氏」が執筆した書籍だ。

この本は私も熟読した。


結果から言おう・・・

この本を読めば靴を買おうとか、磨こうとか・・・

そうじゃなくて・・・

「背筋が伸びる!!」

つまり男として、ビジネスマンとして、意識が自然と変わっていくのだ。

結果として足元にも気を遣うようになる。


それはなぜか・・・

靴を磨けば自分が変わる・・・なんか魔法のような・・・嘘をつかれた・・・だまされたような気がするが・・・

この本には非常に理論的に書かれている。

自分が担当する一流の成功者の体験談や日頃の会話などから感じる事を含めてお話しします。

まず一流のお客様、成功者とはどのように見えるのか?

もちろん、ご家庭やプライベートでは違った見え方もあるのかもしれない・・・

しかし少なからずお店にお越し頂いている時間、道でお会いした時、お電話した時・・・

・堂々としている

・背筋が伸びている

・身嗜みが洗練されている

・品がある

・朝が早い

・仕事に対してモチベーションが高い

・何事でもビジネスにかける思想がある

・思考がボジティブ

・カバン・バックの中身が整理整頓されている

・時間管理をしっかりされている

・モノを大切にされている

・メニュー、商品アピールをされても、その効果を伝えないと購入されない(無駄使いをしない)

・自分の心、思考、ビジョン、固定概念をしっかりもっている

・3週間から1ヶ月の間にカットされる


このような共通の点があるように思える。

つまり自己管理がしっかりされていてそれがぶれない。

面倒くさいことや大変な事もしっかりこなす。

なにより無駄な時間がない。


その他の点でも多々あるのかもしれないが・・・

逆の言い方をすれば、このようなセルフコントロールすることができるようになれば、自分の人生が成功するということだ。

この本ではそれが靴を磨くことによってできるようになるという。


靴を磨くことというのは

・心が落ち着く

・信頼される

・主体的になれる

・ポジティブになる

・身嗜みが整う

・整理整頓ができる

・姿勢が良くなる

・節約できる

・自分の時間が増える

・運が引き寄せられる


とこの本には書いてある。

そもそも人生とは苦難の方が多い、そして数々の誘惑が日々存在する。

これができるようになると自ずと一流のお客様や長谷川氏のような結果がついてくる。


靴を磨くということははっきり言って最初は面倒くさいことです。

手間もかかり、ある程度の道具を購入しないといけません。


しかし、まず靴を磨いた後に靴がきれいになります。

綺麗になると感動が生まれます。気持ちよくもなります。

また綺麗にした靴は汚れにくいように歩くようになります。

雨の日や人混みを割けます。

そして周りの人はいつもきれいにしているアナタの靴を見て

この人は足元をキレイにしている、キチンとしている人という認識を持つようになります。

すると感動したり、褒められたあなたは更に靴をしっかり磨きたくなります。

靴を磨くには時間をしっかり確保しないといけないので、

時間の管理ができるようになります。

綺麗な靴が汚れにくいように天気予報を気にしたり、満員電車を避けて、早起き、早出をするようになります

段々と靴も更に良い靴が欲しくなったり、靴以外の身嗜みも整えるようになる。

上司やビジネスパートナーから自己管理がしっかりできる、と認識されるようになるとさらに新しい仕事が舞い込んできます。

そして立場や仕事のモチベーションが上がると更に、良い靴や身の回りのモノをよくしたり、生活も豊かになる


自信にあふれてきて堂々とした立ち振る舞いや、考えも自己のビジョンもしっかりしきます→経営者やリーダーの素質

如何でしょうか?

靴を磨く、足元を整え始めるということは自分を自ずと成功者へと導き始めるのです。

ただ靴を磨いているだけでも、自然と時間の確保や、自分への自信、

上司や周りからの信頼、更に高い身嗜みへの欲望など・・・

成功者とは自分をコントロールするところから始まるもの。

それが自然と靴磨きからできる。

是非参考にしてみてください。


革靴の歴史

「革靴発祥」

その当時、革靴(特に紳士靴を指す)は英国にて誕生した。視覚的な美しさを求めるものから競技用、軍靴などが工場で製造された歴史がある。

ヨーロッパにルーツを持つ革靴だが、その技術はヨーロッパ諸国にとどまらず、今日、北アフリカや東南アジア諸国にまでオリジナルで生産される技術が伝播していった。

貴族や王室御用達のドレスシューズのそれらは、シューメーカーの職人によって完全フルオーダーの「ビスポーク」(英語の文法の“be spoken”が語源だという)の作られ方を、変わって大量生産期には工場生産(ファクトリーメイド)が盛り上がった。工場製の靴が顕著なのはいうまでもなくアメリカだ。サービスシューズ(軍など国に納める供給靴)を筆頭に、タウンユースできる良質なものが生産されていた。現在は奇しくも数少ない「アメリカ産」の紳士靴が存在するが、メーカーの存続懸念から、生産は米国から生産効率の良いアジアへと移っていった。

ちなみにオーダーシューズの中には「パターンオーダー」と呼ばれるものもあり、それらはある程度決まった木型から好みの革、色、素材のそれぞれを選んで出来上がるオーダーシューズである。


「革とは」

当然のことながら、革靴なので動物の革を使って作られたものを指す。そうでない素材のものは合成皮革や化繊などで作られたものもある。ここが混合しやすいので注意が必要かもしれない。

近年、化学繊維のグレードが向上し続けているせいか、合成皮革と天然皮革の見分けがつきにくいものも存在するのが現実だ。

食用の産物として得られる動物の「」は工場にて加工されて「」と書き方が変わる。陸に生息する動物、海に生息する動物など種類は多岐にわたる。

当時ヨーロッパでは天然の革から作れる靴に限りが出てしまった。需要に生産が追いつかない状況だ。食用として重要な動物から採れる良質なそれは希少価値が上がり、原価の高騰にも繋がった。また動物を早く太らせ、食料として調達するようになっていった。そしてその頃には革に張りが出るようになり、足馴染みの良い、しっかりとした革が使用された靴が市場に多く出回っていたほど、人類にとって華やかな時代だったのかもしれない。

謳歌した時代の賜物は現在高価で取引されることもしばしばあり、一方では科学技術の発達によって生み出された素材のグレードアップが図られる。


「アウトソール」

さて、革靴というものはある種、紳士、婦人の嗜みである。現在市場でも見られる「黒塗りのレザーソール」は、本来その「黒」の美しさを保つようにされていた。要はレッドカーペットや絨毯の上を歩いたり、馬車や車に乗って移動する人が履くものとされていた。また黒ではないが、女性もので良く見かける「クリスチャン・ルブタン」のピンヒールシューズはそれに値する。あの靴の真っ赤なレザーソールはそのカーペットの上を歩くものとして成り立っていた。

ちなみにオールデンの靴のアウトソールには「プランテンションソール」という、つま先部分のみレザーで、そこからかかとまでの部分はゴムでできているソールの種類がある。これは絨毯の上を歩くときにアウトソール全部がゴム製だと引っかかりがあり、スムーズに歩けないことを改善させた例である。

そのように黒や赤に塗られたソールは、現在このコンクリートの中で生きていくことが難しくなってきたようだ。その靴の美貌を復元できる力のある靴の修理屋や靴磨き職人の中には、このストーリーを理解している者も少なくないはずだろう。

またゴム製のアウトソールを強みにしているものも存在する。ビブラム、ハルボロー、キャッツポー、ビルトライトなど。地面を噛むように歩けるので、アスファルトジャングルの日本国内(都心など人口の集中するエリア)においてはこちらに軍杯が上がりそうだ。

このアウトソールの種類では、ドレスシューズを前提的に綴っている。ペコスブーツやモンキーブーツなど、より稼働的な種のそれは別のところでお話しする。


「製法」

靴の製法の話に進もう。機械が産業革命によって大きく発展し、靴やその他製品の生産効率が上がったことはいうまでもないだろう。

大きく「縫ってある靴」と「接着の靴」の2つに分かれる。それぞれ用途に合わせた製法であり、どちらが良いとか悪いとかそういうことではない。

「縫ってある靴」の中にはグッドイヤーウェルテッド製法マッケイ(ブレイク)製法と呼ばれるものがある。グッドイヤーウェルテッド製法は靴の上部(アッパー)と下部(アウトソール)の間にウェルトと呼ばれる革紐のようなパーツを挟み縫い上げる製法だ。ウェルトが緩衝材になることで、アウトソールの交換時に靴全体が傷まずに済むのがメリットだ。本来これはハンドソーンウェルテッド製法という作られ方をしていた。グッドイヤーのように機械を使ってウェルトをつけていくのが主流であるのに反し、手縫いを施す、大変手間暇かかる製法だ。機械のない時代に手縫いで一足一足作成していたことを考えると、どれほど過酷な仕事であっただろうか。

一方マッケイ(ブレイク)製法の靴は、アウトソールとアッパーが直接縫いつけてある。それに加えてマッケイ(ブレイク)製法の靴はコバ(ソールの側面)の張り出しがグッドイヤーのそれと比較すると控えめで、見た目の美しさも兼ね備えている。新品の頃から履き馴染みが良く、歩行も快適であることもありヘビーユーズしがちだ。一つ難点を挙げるならば、アッパーとアウトソールを直接縫い合わせているので、アッパーに糸目をつけてしまっている。どういうことかというと、

靴はアッパーが裂けてしまったり、ダメージが酷くなってしまうと、その靴は履けなくなってしまうことがある。地面に直接触れ、靴の中で一番負荷のかかる最も過酷なパーツはアウトソールである。それの交換によって靴は進化を遂げ、オーナーの足に沿っていくものだ。グッドイヤーやハンドソーンはアウトソール交換の際に合わせてウェルトの交換ができる。しかしマッケイ(ブレイク)製法のそれとは別物で、アッパーとアウトソールを直接縫い合わせていることから、修理の際にアッパーを傷つけてしまう懸念がされる。グッドイヤーウェルテッド製法の靴は丈夫で長持ちするが、その反面、マッケイ(ブレイク)製法のような柔軟性は後々になる。履き出しから快適で修理もしっかりできて、長く履ける靴となるとコストがかかる…その解決法は別の機会に。



また、日本とイタリアの2国に関していうと他の国で作られている靴ではなかなか見ることのできない意匠や技法が施されている。アウトソールの縁を内角度約45度に削りこむ「矢筈仕上げ」のある日本(靴を上や前からみたときにシュッとし、美しさが引き立つのだという)の靴、迫力のあるコバをこれでもか!とまで見せるラージコバ(ヒュージコバ)やウェストの削り出しがくびれていて美しいイタリアの靴。どちらの国も「靴作り」は外から入ってきたもので、それに独自のアレンジを加え現在の靴まで引き継がれている。(イタリアはイギリス人のバカンスでもあったことから、洋服の仕立てや靴作りを吸収していったと考えられる。)

ドイツには医学療法的措置としてオーソペディックシューズが誕生したり、アメリカの一部では靴のフロント(ヴァンプ)部に縫いを施す意匠をも持つ。

一方で接着の靴は、特にスニーカーの類に多くみられる製法だ。とにかく歩きやすく、クッション性も抜群なので、現代ではよく履かれているのを見かけることが多い。「高級紳士靴」と呼ばれている有名なシューメーカーから市場に売り出されているものでもスニーカータイプが存在する。「バルカナイズ製法」というゴム製のリブをぐるっと一周巻いてつけたものが有名だが、そのリブがついていないものもある。コンバースのスニーカーをその例としよう。

アッパーとソールを貼り付けただけのものは、寿命という限界があるように思える。それは「革靴」にも言えることで、生産コスト面では非常に優れているように見えるが、長期的にみたら「接着のみ」よりもしっかりと「縫ってある」靴の方が経済的に優しい。一回一回靴を履き捨てるのではなく、自身にあった靴選びをすることが望ましいようだ。

多くの靴の歴史にはルーツがあり、それそれが発達したことに触れたが、それは実は現在も継続している。エシカルファッションがもてはやされ、エコが課題視されている今日、革靴のそれらが本当の意味で「嗜み」になっているのかもしれない。


デキる男の自分で磨く靴磨き

靴の磨き方

前回に靴の磨く理由をお話させていただきました。

良い靴を選ぶ理由
手入れをしているのと、していない靴

何故ならば

「成功者は足元から」

今回は磨き方のお話


必要な道具

道具はこんな感じで揃えましょう。

○馬毛ブラシ
○豚毛ブラシ
○レザーローション
○靴クリーム
・ポリッシュ
・革底用保革剤
・シューキーパー

はじめての靴磨きの人は○印だけでもいいと
思います。

※馬毛ブラシと豚毛ブラシの違い

馬毛ブラシ:毛先が細く柔らかい毛で、主に靴の表面や細部についた汚れやホコリを落とすため。

豚毛:硬くコシのある毛を使っていて、主にクリームなどを革表面にキレイに伸ばすため。


それではいよいよ靴を磨いていきます♪

1.ブラシッング

最初のステップは汚れ落としです。

靴を磨く前に馬毛のブラシを使って、

表面や細部についているゴミやほこりなどをきれいにしましょう。


2.表面の古いワックスやクリーム、ブラッシングで取れない汚れを落とす

レザーローションを布切れ等を使用して革の表面に残っている古いワックスやクリームをしっかり落としていきます。

レザーローションは野球のグローブを磨くものと同じようなものです。

布切れはTシャツ等を破いたものでも大丈夫です。

布切れは手にしっかり巻き付けましょう。(巻き付け方は下で詳しく)

適量を布切れにつけて全体を拭いていきます。

革のワックスを落とそうとあまり力を入れすぎるとかえって革が悪くなりますし、

レザーローションには落とす成分が入っているのでほどほどの力で大丈夫です。

以前の革のワックス等がなくなると光沢がなくなりますが心配ありません。


3.布切れの巻き方

革の汚れを落とす為にレザーローションを塗ったり、

革に保湿や艶を出すために靴クリームを塗ったり、

あるいは革表面を磨いたりするときに布切れを使います。

布は使い古した綿が最適です。

ですのでもう着なくなったTシャツをカットしたものでいいでしょう。

Tシャツを幅15cmぐらい、長さは40 cmぐらいを目安にハサミでカット。
布の出来上がりです。

この布切れを指に巻きます。

1.布切れの適当な箇所に、人差し指と中指を当てて引っ張ります。。

2.余った布切れを指の後ろでねじります。

3.ねじった布切れを指に巻きつけます

4.余った部分は手のひらの中に収めます。

こんな感じです。


4.靴クリームを塗布します

靴クリームは革靴の色に合う色をチョイスしてください。

靴クリームは、革に栄養を与えるとともに、傷などを目立たなくする補色効果もあります。

ブラシに毛先に少しだけ取り、薄く均一に塗っていきます。

ブラシを使って塗ることで、細かいところまできっちりと塗ることが出来ます。


5.ポリッシュで更に仕上げ

ポリッシュは成分ワックスが多く入っています。

ポリッシュは靴に光沢を与え、雨やほこり等から革を保護する役割があります。

塗り方はポリッシュを布切れに少量をとり、薄く均一に塗りこんでいきます。

塗り終わったら、クロスの綺麗な部分を使って全体を磨き上げていきます。

(ポリッシュの使い方の裏技として、濃度を高めて使用する方法があります。
10日間くらいポリッシュのふたを開けて放置してください。するとポリッシュに含まれている有機溶剤が蒸発してなくなります。すると全体の大きさが70%ぐらいに縮まります。
こうすることでワックスの濃度が高まり、多くのワックスを一気に塗れるので、光沢を更に出すことが可能なんです。実はプロの靴磨き職人の方々もよくこのようにポリッシュを乾燥させて使用しています。


6.革底のケア

余裕がある人はこちらもやってみましょう。革底もケアもすることで、革底に柔軟性が出て、革底が長持ちします。

適量を布にとり塗りこみます。塗り終ったら、日陰干しで30分ほど乾かします。乾燥すると底がサラッとします。


最後に

保管するにあたり、除菌効果のあるで消臭剤をつけてから、シューキーパーをつけて形を整えて保管してあげるとベストです。

如何でしたか?

この方法であなたの勝負靴を、勝てる勝負靴へ。

デキる男は足元から ~靴は見られている~

 

   



デキる男は足元から デキル男の身嗜み術~靴は見られている~

靴は意外とチェックされている

足元というのは良く見られている場所の一つです。

ビジネスシーンではどんな靴を履いているか?によって相手にとらえられる印象がかなり変わってきます。

私のお客様はビジネスで成功している人ほど、良い靴を履いていますが、
こだわりの靴であることと同じくらいにお手入れもしっかりされています。

革が傷んでいる
ほつれている
色が変に変色している

などはあまりありません。


靴の大切さ

以前お客様にお伺いしたことがあるのですが、毎週一度日本三大ホテルの中にいる靴磨きの職人さんに靴を磨いてもらっているお客様のお話です。

「きちんと手入れをしていると革靴は長持ちをする」

「長持ちをすれば少し高級な靴を買っても、結果的に安くなる。」

「相手の靴は仕事でも僕も良く見るから同じくらい見られてるんだろうね。初対面でも靴を見れば大体この人と仕事組んでいいのかわかるよ。」

「僕は自分で手入れすんの面倒くさいから磨いてもらう。ランニングコストかかるけれど、それ以上の仕事もらえるから結果的にはそっちがいいよ」

というお話をしたことがあります。

なるほどなと思いました。


安靴で凌いだ下積み時代

私の仕事場は高級店ということもあり革靴なのですが、見習いの頃はお金がほとんどなく某激安ディスカウントショップで激安の靴を履いてましたが、二週間くらいで足先がすれはじめて、一ヶ月もすると足先はボロボロ、かかとの当たるところはほつれ、職場には的さない靴となりました。

その中でもお金がないので半年くらいは直しながら履いてましたが、さすがに下地が剥がれたり、かかとが割けて、雨の中歩くと一瞬で水がしみてくるようになりました。

大阪研修で感じた靴ケアの大切さ

そのタイミングでちょうど大阪へ四ヶ月の研修となりました。

技術が上手くなったタイミングで大阪の店舗でも経験を積むように、数ヵ月大阪へ研修に行く制度がありました。

たまたま僕は早く上手くなり、同期では一番最初に研修となり、2つ上の先輩と一緒に大阪へ行くことになりました。

しかも最初の研修先がたまたま大阪で一番高い料金をいただく店舗。

ボロボロの靴を持って行くことにもやめ、一緒に行った先輩にも助言され、やはり靴は大阪で買い換えることにしました。

新しい靴に買い換えると不思議と大切にするもの。大切にはこうと思ってました。

たまたま高いサロンだけあり、そのサロンではお客様の靴を預かって簡易的な磨きアイテムで靴を無料で磨くというサービスがありました。

こっそりその道具を拝借して、四日に一度の割合で靴を磨いていました。

すると不思議と靴が長持ちしたのです。

買った靴のランクに差はないです。お金ないので…


結果的に東京へ戻ったら・・・

当初はまた荷物にもなるし東京へ戻る時にはどうせ靴はボロボロになるだろうから捨ててくればいいやと考えていましたが、

結局半年弱の大阪研修後も東京へ持ってきて、普通に使っていました。


東京に戻ってくると、さらにまた忙しくなり、道具もなかったこともあり、磨かなくなりました。

もちろんそうなるとどんどん靴がダメージ受けてきます。結果的に購入して一年位でまた買い換えました。


やっぱり手入れは大切

お客様からのお話をお伺いしてこの下積み時代のことを思い出してなるほどなと思いました。

靴のお手入れはじめてみませんか!?
慣れれば簡単です。
道具もそんなにお金もかからないです。

そのために少し奮発して、良い靴を購入されてはいかがでしょうか!?


靴を購入された方は是非こちらから磨き方のページへ

デキる男の自分で磨く 靴磨き