田舎の床屋で靴磨き

私は普段青山の地で働き、毎週末田舎である埼玉県の秩父市の実家の理容室で働いています。

市であり、埼玉県で面積こそ一番広い市であるが、人口密度は下から3番目。更に私の実家の荒川地域というのは、元々は小・中学生まで荒川村という地域であり、いわゆるド田舎という地域です。

この地域で私は青山の地で鍛えた上質な理容サービスを秩父地域に合わせてご提供しています。

田舎の地で青山のサービスが通用するのか?と疑問に思われる方も多いのですが、お陰様で質を求められるお客様を上手に獲得でき、少しずつですが右肩上がりを5年ほど維持しております。

周知ははっきり言って都会よりもかなり遅いです。
また身嗜みの感性も元々長けた方も少ないです。
ただ言えるのは、時間はかかりますが少しずつ周知され、少しずつ身嗜みの感性が磨かれてきたと言うこと。

・整髪料をつけるようになってきた。
・長年同じヘアスタイルだったが、ガラッと流行に合わせたヘアスタイルチェンジをした。
・髭をはやすようになってきた。
・カッコいい眼鏡に変えた。

など、当店をキッカケとして、新しい様々な感性の発見が見いだされてきました。

そこでやったら面白いと思ったのが、田舎のバーバーで靴磨き。

実は青山のお店ではバーバー内で靴磨きのサービスを提供しています。カットしている間に靴が綺麗になっている。しかも靴磨き職人の技量がものすごく長けている。

青山のお店はビジネス街なので、ご来店される際はほとんどのお客様がスーツ&革靴。中には数十万円の革靴を履いている方もいます。靴への感性がもはや研ぎ澄まされている人だろう。

こんなサービスなので、青山の地では大成功している。

では田舎のお店では成功するのか?
ご来店される方が革靴というのは1割にも行かない。
地域柄職場が工場やサービス、飲食店。スーツ&革靴はほとんど履かないと言っても良いだろう。

更に、革靴を購入する金額が安ければ安いほど、靴を磨くのにお金はかけないだろう。一概には言えないがリーズナブル以外の方はどれくらいいるのだろうか?

このような背景で田舎でウケるか?

今回行ったのはお試し企画。
料金は無料。靴に限らず革製品ならなんでも可能。
当日御予約のお客様へは一週間ほど前に事前に全員に告知。

これでお持ち込みなければ、本番もナシかなと思いつつ。

結果的には、ほぼ全員の方が何かしら磨いてほしいとお持ち込みいただきました。
靴のハイランクがREGAL一足。CHANELの財布とCOACHのバッグがハイブランドでした。

その他のモノはブランドとしてはローブランドではありましたが、企画としては大成功でした。

お声として「靴は磨けばキレイになる」「なんでもケアが大切」「磨かなくちゃいけないよね」「もっと良い靴買おうかな」ということをご実感いただきました。

まずはスタートとしては大成功。身嗜みに対する感性が上がっていただくこと、身嗜みに対する気づきが今回の目的。

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ここから様々なツールを使ってもっと深い関心をよせていきたい。

また今回は既存のお客様だけでしたので、更に外への発信によって、共感される方に来店いただきたい。
この田舎が日本一カッコいい町となることを目指して!!

人生で成功したければ、仕事で成功したければ、「靴を磨け」

青山のバーバーショップで展開している「靴磨き」。

これが非常に好評だ。

どんどん売り上げが上がっていく。

当店では靴磨き・一足2160円で行う。

オープン当初は反応がイマイチなところも正直合ったが、

今では10足持ち込まれたり、自慢の靴を履いてこられたり、わざわざ靴磨き職人がいる日に御来店されるお客様もいるほどだ。

先日私もそんなには高くないが、新宿伊勢丹メンズ館で行われた「伊勢丹大市」にて

日本製の革靴のブランド「ペルフェット」を購入してきた。

上のようなお客様の特徴、あるいは自分が背伸びして購入してみて実感することなど・・・

良い靴、あるいは綺麗な足元にしておくことで自分の人生がどのように回っていくのか・・・


靴磨きが自分にかける魔法

当店は青山の土地柄もあり、カットだけで5400円を頂く高級サロンだ。

もちろんそのようなサロンだからということもあるが、お金持ちや有名著名人が非常に多い。

これが足もとを綺麗にしておくということと関係があるのか?

関係があるならば人生で成功したい人ならやらない理由はない。


答えは靴磨き職人から教えてもらった一冊の本にあった・・・



こちらは世界一の靴磨き職人である「長谷川裕也氏」が執筆した書籍だ。

この本は私も熟読した。


結果から言おう・・・

この本を読めば靴を買おうとか、磨こうとか・・・

そうじゃなくて・・・

「背筋が伸びる!!」

つまり男として、ビジネスマンとして、意識が自然と変わっていくのだ。

結果として足元にも気を遣うようになる。


それはなぜか・・・

靴を磨けば自分が変わる・・・なんか魔法のような・・・嘘をつかれた・・・だまされたような気がするが・・・

この本には非常に理論的に書かれている。

自分が担当する一流の成功者の体験談や日頃の会話などから感じる事を含めてお話しします。

まず一流のお客様、成功者とはどのように見えるのか?

もちろん、ご家庭やプライベートでは違った見え方もあるのかもしれない・・・

しかし少なからずお店にお越し頂いている時間、道でお会いした時、お電話した時・・・

・堂々としている

・背筋が伸びている

・身嗜みが洗練されている

・品がある

・朝が早い

・仕事に対してモチベーションが高い

・何事でもビジネスにかける思想がある

・思考がボジティブ

・カバン・バックの中身が整理整頓されている

・時間管理をしっかりされている

・モノを大切にされている

・メニュー、商品アピールをされても、その効果を伝えないと購入されない(無駄使いをしない)

・自分の心、思考、ビジョン、固定概念をしっかりもっている

・3週間から1ヶ月の間にカットされる


このような共通の点があるように思える。

つまり自己管理がしっかりされていてそれがぶれない。

面倒くさいことや大変な事もしっかりこなす。

なにより無駄な時間がない。


その他の点でも多々あるのかもしれないが・・・

逆の言い方をすれば、このようなセルフコントロールすることができるようになれば、自分の人生が成功するということだ。

この本ではそれが靴を磨くことによってできるようになるという。


靴を磨くことというのは

・心が落ち着く

・信頼される

・主体的になれる

・ポジティブになる

・身嗜みが整う

・整理整頓ができる

・姿勢が良くなる

・節約できる

・自分の時間が増える

・運が引き寄せられる


とこの本には書いてある。

そもそも人生とは苦難の方が多い、そして数々の誘惑が日々存在する。

これができるようになると自ずと一流のお客様や長谷川氏のような結果がついてくる。


靴を磨くということははっきり言って最初は面倒くさいことです。

手間もかかり、ある程度の道具を購入しないといけません。


しかし、まず靴を磨いた後に靴がきれいになります。

綺麗になると感動が生まれます。気持ちよくもなります。

また綺麗にした靴は汚れにくいように歩くようになります。

雨の日や人混みを割けます。

そして周りの人はいつもきれいにしているアナタの靴を見て

この人は足元をキレイにしている、キチンとしている人という認識を持つようになります。

すると感動したり、褒められたあなたは更に靴をしっかり磨きたくなります。

靴を磨くには時間をしっかり確保しないといけないので、

時間の管理ができるようになります。

綺麗な靴が汚れにくいように天気予報を気にしたり、満員電車を避けて、早起き、早出をするようになります

段々と靴も更に良い靴が欲しくなったり、靴以外の身嗜みも整えるようになる。

上司やビジネスパートナーから自己管理がしっかりできる、と認識されるようになるとさらに新しい仕事が舞い込んできます。

そして立場や仕事のモチベーションが上がると更に、良い靴や身の回りのモノをよくしたり、生活も豊かになる


自信にあふれてきて堂々とした立ち振る舞いや、考えも自己のビジョンもしっかりしきます→経営者やリーダーの素質

如何でしょうか?

靴を磨く、足元を整え始めるということは自分を自ずと成功者へと導き始めるのです。

ただ靴を磨いているだけでも、自然と時間の確保や、自分への自信、

上司や周りからの信頼、更に高い身嗜みへの欲望など・・・

成功者とは自分をコントロールするところから始まるもの。

それが自然と靴磨きからできる。

是非参考にしてみてください。


デキる男の自分で磨く靴磨き

靴の磨き方

前回に靴の磨く理由をお話させていただきました。

良い靴を選ぶ理由
手入れをしているのと、していない靴

何故ならば

「成功者は足元から」

今回は磨き方のお話


必要な道具

道具はこんな感じで揃えましょう。

○馬毛ブラシ
○豚毛ブラシ
○レザーローション
○靴クリーム
・ポリッシュ
・革底用保革剤
・シューキーパー

はじめての靴磨きの人は○印だけでもいいと
思います。

※馬毛ブラシと豚毛ブラシの違い

馬毛ブラシ:毛先が細く柔らかい毛で、主に靴の表面や細部についた汚れやホコリを落とすため。

豚毛:硬くコシのある毛を使っていて、主にクリームなどを革表面にキレイに伸ばすため。


それではいよいよ靴を磨いていきます♪

1.ブラシッング

最初のステップは汚れ落としです。

靴を磨く前に馬毛のブラシを使って、

表面や細部についているゴミやほこりなどをきれいにしましょう。


2.表面の古いワックスやクリーム、ブラッシングで取れない汚れを落とす

レザーローションを布切れ等を使用して革の表面に残っている古いワックスやクリームをしっかり落としていきます。

レザーローションは野球のグローブを磨くものと同じようなものです。

布切れはTシャツ等を破いたものでも大丈夫です。

布切れは手にしっかり巻き付けましょう。(巻き付け方は下で詳しく)

適量を布切れにつけて全体を拭いていきます。

革のワックスを落とそうとあまり力を入れすぎるとかえって革が悪くなりますし、

レザーローションには落とす成分が入っているのでほどほどの力で大丈夫です。

以前の革のワックス等がなくなると光沢がなくなりますが心配ありません。


3.布切れの巻き方

革の汚れを落とす為にレザーローションを塗ったり、

革に保湿や艶を出すために靴クリームを塗ったり、

あるいは革表面を磨いたりするときに布切れを使います。

布は使い古した綿が最適です。

ですのでもう着なくなったTシャツをカットしたものでいいでしょう。

Tシャツを幅15cmぐらい、長さは40 cmぐらいを目安にハサミでカット。
布の出来上がりです。

この布切れを指に巻きます。

1.布切れの適当な箇所に、人差し指と中指を当てて引っ張ります。。

2.余った布切れを指の後ろでねじります。

3.ねじった布切れを指に巻きつけます

4.余った部分は手のひらの中に収めます。

こんな感じです。


4.靴クリームを塗布します

靴クリームは革靴の色に合う色をチョイスしてください。

靴クリームは、革に栄養を与えるとともに、傷などを目立たなくする補色効果もあります。

ブラシに毛先に少しだけ取り、薄く均一に塗っていきます。

ブラシを使って塗ることで、細かいところまできっちりと塗ることが出来ます。


5.ポリッシュで更に仕上げ

ポリッシュは成分ワックスが多く入っています。

ポリッシュは靴に光沢を与え、雨やほこり等から革を保護する役割があります。

塗り方はポリッシュを布切れに少量をとり、薄く均一に塗りこんでいきます。

塗り終わったら、クロスの綺麗な部分を使って全体を磨き上げていきます。

(ポリッシュの使い方の裏技として、濃度を高めて使用する方法があります。
10日間くらいポリッシュのふたを開けて放置してください。するとポリッシュに含まれている有機溶剤が蒸発してなくなります。すると全体の大きさが70%ぐらいに縮まります。
こうすることでワックスの濃度が高まり、多くのワックスを一気に塗れるので、光沢を更に出すことが可能なんです。実はプロの靴磨き職人の方々もよくこのようにポリッシュを乾燥させて使用しています。


6.革底のケア

余裕がある人はこちらもやってみましょう。革底もケアもすることで、革底に柔軟性が出て、革底が長持ちします。

適量を布にとり塗りこみます。塗り終ったら、日陰干しで30分ほど乾かします。乾燥すると底がサラッとします。


最後に

保管するにあたり、除菌効果のあるで消臭剤をつけてから、シューキーパーをつけて形を整えて保管してあげるとベストです。

如何でしたか?

この方法であなたの勝負靴を、勝てる勝負靴へ。

デキる男は足元から ~靴は見られている~