正しい香水のつけ方はご存知でしょうか?
せっかくベストマッチな香水をチョイスしても、ベストマッチなつけ方が出来ていなければその香水の良いところを引き出すことはできません。
ここでは正しい香水のつけ方についてお話しします。
香水をつける前に
まず大切なことは元々の「体の体臭を消す」という事。
身体からは様々な臭いが出ています。
せっかくよい香りをつけても、臭いが出ていては意味がありません。
しかも香水がこの臭いと混ざると独特の香りを生み、非常に不快なものとなります。
もちろんですが、きちんとした入浴で体を洗い、衣服などの洗濯もきちんとしておきましょう。
別記事でもありますが食べ物によっても臭いが出たりするので、食べ物も注意が必要です。
香水をつける場所
基本的につける場所は血管が出ているところ
香水は体温によって香りを揮発させ、香りを拡散させます。
そのために、体温が高いところである血管が出ているところにつけるとよいと言われています。(ただし心臓などは体温が高すぎるので他よりも香りがきつくなりやすいので気を付けよう)
・耳の後ろ
すれ違う時などに香る場所。
自分にとっても相手にとっても鼻が近い場所なので、軽いものをつけましょう。
さわやかにほんのりと香らせるイメージです
・手首
良く動く場所なので、香りやすい場所です。
強めの香水は止めた方がいいのですが、ビジネスシーンでもプライベートシーンでも攻めたいときにはここにつけてみましょう。
・腰よりの背中
ほんのり香る場所です。あまりきつすぎるものは避けましょう。食事のシーンなどで非常に好感をもてます。
トップスやアフターなどがかさぶることで抑えながら香らせることができるのでオススメのポイントです。
・膝裏
汗をかいても香りの変化が少ない場所です。
アンダーゾーンなので基本どんな香水でも大丈夫ですが、荒れやすい場所でもあるので付け過ぎは注意しましょう。
・足首
香りが薄くなってきた時などの付け足すときにオススメの場所です。
歩きながら香りをほんのり撒くイメージです。
もちろんこのすべてにつけるのではありません。
それぞれの特徴を利用して、それぞれのシーンに合わせてつけていきましょう。
・香りの強めのものは下半身へ
香りの強いものを上半身へつけてしまうと、相手が近づいた時に非常にきつい香りとなります。また香水というのは下から上へ上がっていくので、強めの香りは下半身につけるといいでしょう。もちろん下半身でも付け過ぎはNGです。
・基本的には内側
基本的には香水は内側へつけます。表面へつけるのは強く印象付けてしましますが、裏面ですと香水の香りが柔らかくなります。
・香水の種類によって付ける面積の工夫を
基本的に香水は濃度が低いものほど広くつけて、濃いものほど局所的につける方がいいです。
パルファン・・・「点」でつける
一般的にパルファンは液体が多いですので、一滴だけお肌の一点に落とす位が一番ベストに香ります。
オードパルファン、オードトワレ・・・「線」でつける
スプレータイプが多いので、線をつけるようには実際にはいかないかもしれませんが、点をややつなげるイメージです。
オーデコロン・・・「面」でつける
その名の通りある程度の部位にまとめてつけましょう。10センチくらい離れた場所から1、2プッシュして広い面積につけるのがベストです。
あくまで香水の香りを纏うイメージ
上記のつけ方のように、香水はつけるものですが、香りをしっかり染み込ませるものではありません。
よく手首につけて擦っている人がいると思いますが、これは香水のつけ方としてはNGです。
これは擦ってしまうことで繊細な香水の香りの粒子が壊されてしまいます。
そのために長続きしなかったり、異なる香りとなってしまうこともあります。
あくまで香水は纏うようにしましょう。
一般的には香水は人と会う20分前に
香水はつける時間のタイミングも重要ですね。直前過ぎるとあからさまにさっき香水しましたってわかりますね。別章で話したように勝負のビジネスシーンなどでつける時も気合入れすぎて直前につけると逆に不快に思うかもしれません。あくまで香らせるのが香水ですので、少したってからフレグランスの印象を出すのがベストです。
最後に香水のつけ方について
いかがでしたか?ご覧いただいて感じられたのは「香水はにおわせるものではなく→香らせるもの」ということがお分かりいただけましたか?ほとんど人が強く香水を感じれば不快に感じます。一流の身だしなみとして「上品にフワッと香る」つけ方をしましょう。
香りとは「Remember Me」という意味らしいです。
つまりプライベートシーンでもビジネスシーンでも
初めての時は「私を覚えてください」
別れた後は「私を思い出してください」
という効果を発揮します。
フレグランスの序章でお話ししたように嗅覚は脳=記憶とつながっている唯一の感覚器官です。このフレグランスを使いこなしてビジネスシーンでもプライベートシーンでも成功者の身だしなみを磨いてください。