病気の方が身嗜みを整えることは生きる活力にもなる

訪問理美容サービスとは?

理容室・美容室では、日頃体の不自由な方、病気の方、障がいをお持ちの方のご自宅や病院、施設などへ私たちがお邪魔するサービスを行っているところがあります。

通常理容師・美容師は保健所の許可を受けた理容所・美容所でのみ、理容業・美容業のサービスを提供することが許されているが、お客様が病気や高齢などにより、自分で理容所へ行けない人のところへお伺いし理容・美容サービスをすることが許されている。

・訪問理美容、出張理美容ができるケース

  1. ・疾病その他の理由により、理容所・美容所に来ることができない者に対して理容・美容を行う場合
  2. ・婚礼その他の儀式に参列する者に対してその儀式の直前に理容・美容を行う場合
  3. ・山間部等における理容所・美容所のない地域に居住する者に対して、その居住地で施術を行う場合
  4. ・社会福祉施設等において、その入所者に対して施術を行う場合
  5. ・演劇に出演する者等に対して、出演等の直前に施術を行う場合

このように通常理美容所以外でもサービスを提供することが許されており、私も良くお声を頂き、理容用具を一式まとめ出かけていく。


お問い合わせはほとんどが病気や障害をお持ちの方

私は結婚式や祭典での訪問理容のサービスを行ったことは数回しかない。


ほとんどが体が不自由な方や病気で病院や施設に入られている方だ。


大体問い合わせはご家族の方がしてくる。

大体の人は髪の毛が伸びきっていて・・・

大変失礼な言い方かもしれないが、カットさせて頂くほとんどの方が、表情が暗かったり、閉鎖的であまり会話をされなかったり、下(床)ばかり見ている。


髪の毛はもちろんボサボサだ。港区の高級施設などで1週間に1度行っていた人は例外として、大体の人が髪の毛が伸びきっている。するとおそらくかゆいのだろう・・・中には頭皮にひっかいた傷があった人もいた。

髪の毛だけではなく髭も伸びきっていたり、肌質も非常に荒れている人が多い。

他のページでも載せているが、お肌も洗顔やケアをしなければどんどん乾燥や肌荒れを起こす。残った脂は酸化したり雑菌が繁殖しやすく、小鼻や額、顎先なども赤くなりやすい。

身嗜みの観点において、髪や髭、肌質が悪ければやはり自分への自信もなくなるし、前向きに生きることは難しい。



病気の方を明るくする治療方法

私は理容師ゆえ、お伺いすると、ヘアカットとシェービング、そしてシャンプーなどを行ってくる。大体お客様は我々のようにスムーズに移動したりはできないので長めに予約時間を頂き、会話ができる方とは話しながら丁寧に施術してくる。

私が使うシャンプー剤やシェービングアイテムは上質なモノも使ったり、それぞれの施術も非常に丁寧に行うので、終わった後の結果が非常に良くなる。

髪の毛がサッパリしたのはもちろんこと、髭もなくなり、肌質も艶や潤いが出て、少し前までベットでゆっくりされていた姿が嘘のようだ。

そして、最後に鏡を見せる。


この瞬間だ・・・


暗い人がビックリするように笑顔になる

私はこの瞬間が大好きです!!


カットやお顔そりをする前に比べて、ビックリするほど奇麗になった。

身嗜みを整え、印象力があがった自分の姿に大体の人が目が開く。


そしてありがたいことに、このタイミングで家族や看護婦さんがほめてくれる。

「〇〇さん、奇麗になりましたね~」と

すると今度はさらに口角が上がり笑顔がこぼれる。

ここで不思議なことが、暗かった人、無口の人は話を始め、さっきまで世間話や愚痴を言っていた人、ご家族や看護婦さんを罵倒していた人でも、昔の自慢話をしてきたり、気持ちが落ち着いてくる。


きっと身嗜みを整えたことで生きる活力が生まれたんだろうなと感じる。


さっぱりしたことで、気分がよくなった、前向きになったんだろうな。


時折、ありがたいことにそのあと手紙をもらったりする。

あのあとリハビリに精が出たとか、食欲がふえたとか。

部屋の女性とよく会話するようになったなど。

オシャレをすること、清潔にすることが、最初の薬

私のお店のホームページにはこのようにお伝えしております。

全ての人にとっておしゃれをすること、身だしなみを整えることは、自分らしさの表現です。人から見られることが楽しく生きる喜びとなり、ポジティブに生きる意欲となります。また療養中の方、入院中の方、お身体の悪い方にとって「清潔さ」ということは、最初のお薬です。公衆衛生面がよくなければ、身体はよくなりませんし、清潔である場合と、清潔でない場合とでは気持ちの面でも大きな差があります。
少しでも良いサービス、少しでも良い商品、少しでも良い仕上がり・・・。

全ての方々がかっこよく、綺麗に、清潔に。そして身嗜みはもちろん、おしゃれをする事を楽しんで頂くことで、前向きで生き生きと・・・そして活き活きとした元気な日々を送って頂ける・・・そんな瞬間に出会いたいと願っております。  


今後もそんな瞬間にたくさん出会いたいと思います。


日本の平均年齢、特に女性が高い理由は

私が感じているのは、確かに日本は医療が発達していますが、

平均寿命が高いのは、単に衣料が発達しているだけではない気がします。

外国に出張や転勤が多いお客様のお話では、日本はダントツに

「公衆衛生」が長けているようです。


長く、健康で生きる為には、公衆衛生ということも大切なのかもしれませんね。

希望通りのヘアスタイルにカットしてもらうには~失敗しないヘアスタイルカウンセリング~

前回は理容室、美容室においてヘアスタイルのオーダーに差が生まれる仕組み、原因についてお話させていただきました。

・人それぞれが長め、重めの基準が異なる
・人それぞれが髪質、毛量、生えている方向が違う
・スタイリストの技量不足
・そもそも希望していたスタイルが実際には合っていない

どうしても上記の理由から差が生まれてしまうのです。



でもせっかく自分の時間を割いて、お金を払って、理容室美容室まで出向くのですからやはり希望通りのヘアスタイル、あるいは希望以上にかっこ良いヘアスタイルにしてもらいたいですよね。
ではどのようにすればそのようなヘアスタイルにカットしてもらえるのでしょうか?

1・希望のヘアスタイルが自分に合っているかチェックしてみる
2・ヘアスタイルブック、ネットのヘアスタイル写真のコピー等を持っていく
3・上手なサロン、ヘアスタイリストを探す
4・カウンセリングにしっかり時間を取っているサロンを選ぶ
5・カウンセリングを面倒くさがらない、ヘアスタイルの要望をしっかり伝える

 

では一つずつ見ていきましょう。

 

1・希望のヘアスタイルが自分に合っているかチェックしてみる

まずヘアスタイルをどうしようか選ぶ時に見るのは、そのヘアスタイルが自分に合っているかのチェックすることがとても大切です。
ヘアスタイルブックやネットに載っているヘアスタイルの写真はそのモデルさんだからかっこよく見えるという現象があります。

それはイケメンとかではなく、顔の形、頭の形、服などの雰囲気、バランスなどにあっていると、非常にカッコ良いヘアスタイルと感じます。これはモデルさんとの髪質、毛量、生えている方向が違うので、違うモデルさんに同じヘアスタイルをカットすると、条件とマッチングせずあまりかっこよく見えないのです。

マッチングしていないヘアスタイルというのはその通りにヘアカットしてもイメージと違うように思えてしまいます。
こんなつもりじゃなかったー。

ヘアスタイルブックやネットに載っているヘアスタイルを自分の顔立ちなどに合わせて想像してみることをしましょう。

ではどうやってみるのか?ここはやや我々プロ目線もありますがポイントをいくつか見ていきましょう。

 

A・希望のヘアスタイルの雰囲気をチェックする

雰囲気というのは全体が作る印象のことです。

例えば軽めのヘアスタイルなのか?

動きのあるヘアスタイルなのか?

シルエットがシャープなヘアスタイルなのか?

あえて膨らませているヘアスタイルなのか?

このようにカッコ良いヘアスタイルから細分化していきましょう。

そしてそれが自分が望んでいる雰囲気なのか?また自分に合っているか?を考えてみましょう。

そして理容師、美容師にオーダーするときに単にヘアスタイルを見せるだけではなく、このヘアスタイルのこのような雰囲気がよい。このような動きがほしい。このようにシャープなヘアスタイルにしたいと伝えると単にヘアスタイルブックを見せるよりもかなり自分のなりたい印象に近づけることができます。

 

 

B・モデルの顔の形をチェック

ヘアスタイルを作るモデルさんの顔の形は非常に大切なものです。
丸顔、細顔、三角形、ホームベース顔など
オーダーしたいヘアスタイルのモデルさんの顔の形を分析し、自分の顔の形と比べてみましょう。同じならヘアスタイルの雰囲気も同じようになる可能性が高いです。違う場合は同じようにならないことが多いです。別のヘアスタイルを探すと良いと思います。

C・ヘアスタイルブック、ネットのヘアスタイルの説明があればよく読んでおく

特にヘアスタイルブックだと、どのようにカットしたのか?どのようなヘアスタイルなのか?あるいはどのような方にオススメなのかも書いてあることが多いです。
そのヘアスタイルの雰囲気やこだわりポイントなども書いてありますので、チェックしてみましょう。

 

D、そのヘアスタイルをセットできそうか?

ヘアスタイルブックのヘアスタイルをみて自分が普段セットできそうか確認することは非常に大切なことです。カットしたラインは同じでも再現できないと同じ仕上がりにはできません。ヘアスタイルブックのヘアスタイルは理容師、美容師が念入りにセットしているので近づけるような技術がなかったり、複雑な仕上がりの場合は注意が必要です。

 

このように自分のカットしてもらいたいヘアスタイルがマッチングしているかのチェックをすることで仕上がりのカットが自分に合っているかの差が出ます。
また分析しておくことで理容師さん、美容師さんにも的確にオーダーできますので、是非しっかり分析しておきましょう!!

 

 

2、ヘアスタイルブック、ネットのヘアスタイル写真のコピー等を持っていく

前期ではヘアスタイルブックを持っていってもとは記載しましたが、ではあった方とない方ではどっちが良いかといいますと確実にあった方が良いです。理容師、美容師からするとそのヘアスタイルが少なくともベースになるので非常に参考になります。

そのヘアスタイルのどんなところが良いのかを写真を参考に伝えましょう。

その際に上記1-Aの様に、写真と同じようによりも、写真のこのような雰囲気にしてほしい、ここの部分のここが言いなど伝えるとより理容師、美容師もイメージがしやすいです。

 

 

3・上手なヘアスタイリストを探す

正直、いくらしっかり明確な希望のヘアスタイルを伝えても、カットするヘアスタイリストの技量がなければそのようになりません。
口コミや紹介などを調べて、可能であれば安心できるヘアスタイリストを指名した方が良いでしょう。
あとは実際に行ってみて、自分に合うヘアスタイリストを探していくことも大切なことです。
星の数ほどいる理容師、美容師からマッチングするヘアスタイリストを探すのは大変ですが、自分のことをよくわかってくれそうなヘアスタイリストを探してみましょう。

カウンセリングという点はかなりの経験がものを言います。経験が豊富な理容師、美容師はイメージ力も豊富ですので、100伝えなくても大体わかってくれます。しかし逆の視点では慣れているのでしっかり話を聞いてくれないというケースもありますので一概には言えません。

 

4・カウンセリングにしっかり時間を取っているサロンを選ぶ

希望のヘアスタイルのオーダーを伝えようとしても、店舗の仕組みとしてあまりカウンセリングに時間を取っていない店舗はたくさんあります。またヘアスタイリストがこのカウンセリングをめんどくさがるヘアスタイリストも多いです。

正直ヘアスタイルの希望をしっかり伝えるとしたら、またそれに対して理容師、美容師が返答や別のアドバイスをする時間を考えると最低でも五分間使ってしっかりお客様のヘアスタイルを聞き出そうとしていることは非常に大切なことです。

逆に希望を伝えきれていないのにカウンセリングを打ち切る理容師、美容師ならそのばで帰っても良いくらいです。店舗のカウンセリング時間が短い店舗や回転率重視のサロンは次が続いてますので、あまりカウンセリングの時間を取ってはくれません。

 

 

5・カウンセリングを面倒くさがらない、ヘアスタイルの要望をしっかり伝える

お客様の方もカウンセリングを適当にされる人も少なくありません。

伝えるということは非常に面倒くさいことでもあります。
何となく伝わったろう、この人なら大丈夫だと失敗してしまうケースもあります。

あるいはあまりしつこく言いすぎると嫌われるからとお客様が気を使うケースも・・・

でも誠意のある理容師、美容師からするとお客様にご要望通りのカットができないなら、だったら言ってほしい・・・

失客するくらいなら言ってほしいくらいですから・・・

信頼している人でもしっかり自分の要望はできるだけ細かく伝えましょう。

 

 

以上が自分の希望通りにカットしてもらう方法です。

事前準備からその場でのカウンセリングについてもしっかり理容師、美容師さんと時間を取れることが良いでしょう。

素敵な理容師、美容師に巡り会え、アナタにとって最高のヘアスタイルでカットしてもらえます様に!!



育毛ケアとは・・・重要な将来の為の身嗜みケア

育毛ケア=身嗜みケア



近年若年性の薄毛化、細毛化、抜毛が流行って来ています。これは女性も同じです。

若年化している原因として、ストレス、疲労、生活習慣、飲酒、喫煙などが健康な毛髪を育てるのを阻害すると言われています。

 

髪の毛とは頭部を保護したりする効果の他に、個性を演出するためのファッションの為やビジネスシーンではホテルマンや金融関係などはビシッとした信頼感を演出し、アパレルや美容関係ではオシャレ感を演出します。

そんな髪の毛が若いうちから少なくなってきたり、細くなってきたり、どんどん抜けてしまっては、個性を演出することが難しくなってしまいます。

 

男性を例にとればよくあるケースとして、

・おでこが広い

・隅部がM字に入り込んでいる

・前髪の密度が薄い

・バーコード

・上の毛が薄く地肌が見えている

・円形などの脱毛症

・全体のヘアスタイルのバランスよりも上の毛が長め」など

 

 

薄毛、細毛、抜け毛の印象とは?

皆さんの回りの人でも、町行く人でもこのような症状の人は多いのでは?ではこのような人をご覧になられてどんな印象を受けますか?
おそらくほとんどの人が

・年を取っている、老けている

・不衛生

・カッコ悪い

・苦労している

・自分の方が上手の立場である

 

という印象を感じてしまうようです。

 

いくら良いスーツや靴を身に付けていても、あるいは言葉使いやプレゼンテーションなどに優れていても。服やバックをブランドのオシャレな物を身に付けても、これらのヘアデザインが全て影響を引き起こしてしまいます。

逆にスーツや靴なども普通のもの、言葉使いやプレゼンテーションの能力も普通でも、ヘアデザインがビシッと決まっていれば、とても好印象です。

 

 

つまり薄毛、細毛、抜け毛を回避するするための育毛ケアとは、将来の為の身嗜みケアと言っても過言ではありません。

将来的に増毛や植毛サービスなどは簡単に受けられます。その時考えば良いじゃん。という方がいるかもしれません。薄くなったらスキンヘッドにすればいいや。という方もいるかもしれません。

 

しかし増毛、植毛はお金がかなりかかりますし、スキンヘッドはヘアスタイルの中で一番ヘアデザインが崩れやすく2、3日にちに一度は剃らないといけず、非常に面倒くさいのです。
言葉では将来薄くなったらスキンヘッドにするよとはいいつつ、実際に定期的にスキンヘッドにしている人はほとんどお会いしたことありません。

 

将来の為の身嗜みケア。服や靴などと違い、その日の、その時の為の身嗜みではありません。先のための身嗜みというとあまり実感がわかないと思いますが非常に大切なことです。

 

具体的にできるケア

 

・リラックスタイム、生活習慣の見直し

・ヘッドスパなどをサロンで施術し、頭皮環境の改善を図る

・スカルプケア用品を使用し、自宅でのケア

 

将来の為の身嗜みのケアとして上の3つのものがあります。

まずは何といってもリラックスすることと生活習慣の見直し。

これには飲酒・禁煙も含まれます。

 

毛髪の成長にはホルモンバランスが大きく関係しています。

疲労やストレスは体調を崩したりするようにホルモンバランスを左右させてしまいます。

心身に対してしっかり毎日リセットするための時間を作ること。

あるいは休日の活用を見直すと良いかもしれません。

 

飲酒や喫煙は血管を収縮させ、髪の毛を成長させる毛母細胞へ血液や栄養分が流れるのを邪魔してしまいます。

上記のように、どれだけ良いサロンケアやホームケアがしっかりしていても、元々の身体の環境が悪ければこれらの効果以上に悪化する方に力が働いてしまうので注意が必要です。

サロンケア・ホームケアの前にまずは自分の体と向き合いましょう。

 





ヘアスタイルは似合わせることでかっこよくなる

ヘアスタイルは個を表現するツールとしてとても大切なパーツです。

皆さんも回りの方が髪の毛をバッサリ切った、スタイルデザインをチェンジしたとします。

するとよく「おっ、イメージが変わったね」とか「夏らしいスタイルだね」なんて言っている人がいませんか?

これはヘアスタイルが、印象力を成すウェイトとして非常に大きな存在を持っています。

そうゆう意味ではヘアメンテナンスはとても重要です。

 

間違ってもボサボサのまま…寝癖のついたまま…数ヵ月も切らないまま… このようなケースは最悪です。

・みっともない

・カッコ悪い

・ダサい

・不衛生

など悪い印象が働いてしまいます。

そんな人を見たことありますよね!?

 

 

 

ヘアスタイルはよく見せる為に「合わせる」ということがとても大切です。

1・髪質

2・顔立ち

3・服装

4・ライフスタイル(ビジネス、プライベート)

5・季節 など

誰にもベストなヘアスタイルというのはありません。 それは本人の要因が人それぞれ異なるからです。

本当にカッコいいヘアスタイルというのは上記がそれぞれマッチしているヘアスタイルです。

ヘアスタイルブックをみて、このスタイルかっこいいなと思っても、合わない、できない、逆にかっこ悪いなども起こりうるのです・・・

 

 

いくつかお話ししましょう。

「1・髪質」

カットされる際にヘアスタイルブックをお持ちになり、このヘアスタイルと全く同じに切ってくださいと言われますが… 同じ長さで切っても、同じようにはなりませんし、同じかっこよさになるとは限りません。

人それぞれ髪質が異なります。

・太さ ・硬さ ・艶 ・色 ・生えている方向

 

例えばよくあるのがハチ回りの膨らみ。 ハチ回りが膨らむ人と自然と収まる人がいます。

Aさんは毛が下に向かって生えていて、毛が柔らかい

Bさんは毛が横に向かって生えていて、毛が硬い

 

この場合同じ5cmでカットしても、 Aさんの方がハチ回りが膨らまず、自然におさまります。

しかしBさんはハチ回りが膨らみキノコみたいな髪の毛になります。 (僕ならスタイルブックをもってきたBさんをハチ回りだけ8cmでカットして下の毛をAさんより鋤きます。)

髪の毛が強い若い人の方が膨らみやすいですね… ですのでBさんのような方は、ハチ回りが5cm位の、ミディアムショートヘアはあまりよろしくないですね。 毎朝、ドライヤーと強めの整髪料を使ってしっかりセットをしなくてはいけません。

 

あとよくあるのは天頂部のボリューム。

天頂部にボリュームを出したい人が多いですが、天頂部の毛が寝て生えている、あるいは円形方向に向かって生えている。 そして毛自体が固い人。 こうゆう人は、天頂部にボリュームをつくりづらいです。

セットを頑張ってもらわないと天頂部がつぶれた感じになってしまいます。

 

Aさんが上記のような方(毛が寝て生えており、円形方向に向かっている、毛が固い)

Bさんは頭皮に対して垂直にはえていて固い

Cさんは頭皮に対して毛が寝て生えており、円形方向に向かっているが、毛は柔らかい

 

 

 

その場合ソフトモヒカンがオーダーの場合どうしましょう!?

Aさんは毛が立ちづらく天頂部にボリュームを出しづらいですし、散ってはえていので、まん中へ集めないとモヒカンのシルエットになりません。 そのため天頂部の髪の毛はやや長めにします。 しかしセットする際にまん中へ集めてセットしますが、毛が柔らかければ天頂部に集めてもシルエットは潰れますが、固いのでその長さのまま立ってしまいます。

そうするとモヒカンラインのラインがキツくなり、ソフトモヒカンではなくなってしまいます。

そのためAの方は、天頂部だけではなく、ハチ回りから全体的にやや長めにカットしなくてはいけなくなります。

 

Bの方は簡単です。 タワシを希望の形に切るイメージのように、作りたいシルエットのまま切れば良いのです。

Cの方は、毛が柔らかく天頂部がつぶれやすいので、天頂部の毛を長くします。

しかしAの方と違って、真ん中へ集めても、毛が柔らかいので、シルエットはそこまで天頂部が膨らみません。ですので天頂部のみ少し長めにカットすればいいのです。
そのほかにも元々の髪質の条件で、他の人はかっこいいのに、同じようにカットしても

かっこ悪くなってしまうケースがあります。

 

自分の髪質に合ったデザイン。

もしくは髪質をカバーできるヘアスタイリストに会えるといいですね。

 

次回は顔立ちへの合わせ方についてお話しします。